【はて、ここは何屋でござる? Vol. 13】
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お店の軒先に掛かっているクラシックでアーティスティックな看板たちを紹介しているこのコーナー、もう飽きた・・・という方もおられるかもしれないが、ネタがある限りは粛々と続けていくのだ。
さて、先週は「ワインショップの看板たち」ということで、主にその原料であるブドウをデザインした看板たちを紹介させてもらったが、今回も「植物つながり」でいこうと思う。というわけで、今回のテーマは・・・
・・・なのである。最後には「木の実」と言いつつトンデモナイ代物が出てくるかもしれないが、そこは御容赦いただければ幸いだ。
まずは素直に「木」の看板から行こう。その意味では極めてノーマルなのがこちらのヘリザウの看板である。
・・・なにか上部の鳥の頭のほうが金ピカで目立ってしまっているが、こちらは「シンプルな大木」がデザインされているのだ。うーむ、モミの木あたりの針葉樹がモチーフなのかもしれない。うーむ、しかし看板のメインを飾るものとしては質素で冴えない気がするのは筆者だけか。
これとは逆に、とにかく目立っているのはチューリッヒのこちらの木の看板である。
・・・そう、こちらは形が繊細で複雑なうえに、木自体が「金ピカ」なのだ。マツやスギの古木を思わせる重厚なデザインで、なにやらおめでたさまで感じてしまう作品である。しかしながら、よく見てみると、これ、枝振りがかなり奇妙ではないだろうか?特に上部には木の幹が殆どないような気がするのだが、これだと盆栽でも再現が難しくはあるまいか。
常緑樹は冬の間でも緑を保つことから、「永遠の命」のシンボルであるという。そんなワケかもしれないが、とにかくこれらの針葉樹は看板に大人気のようだ。
そして最後に紹介するのは、「木の実」のほうをフィーチャーした看板である。これが木の実かどうかはさておき、とにかく木に生るモノをデザインしたのはヘリザウのこちらの作品なのだ。
・・・そう、これはイタ飯屋さんの「トマト看板」なのである。その中途半端な位置づけのせいか、野菜が主役のサラダにおいてすらメインを演じきれないトマトだが、ここでは堂々の主役なのだ。原型を留めていないとはいえ、イタリア料理ではやはりトマトは主役なのである。
そういえば、チューリッヒ近郊では、こちらのヴィンタートゥアーで見かけたような・・・
・・・トマトがメインキャラクターの飲食店によく出くわすのだが、これなどは殆ど・・・
・・・オヤジギャグにすらなっていないオチに唖然としてしまった貴方からのコメント・メール・お誘い・貢物などを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログは、主役どころか脇役とも言えない位置に・・・。というわけで、実は趣味が盆栽という渋い貴方も、塩分たっぷりのトマトジュースがお好きな貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者が貴方の「プチトマト」を食します・・・って、どこのことやねん?!