【ある日に届いた試供品】
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滅多にないことだが、チューリッヒに住んでいると”おかしな試供品”が勝手に郵便受けに入っていたりすることがある。
先日郵便受けを覗いた筆者は、こんな試供品を見つけてしまったのだ。
日本の実家ではオスのネコを1匹飼っていたが、既に永眠してしまっている。チューリッヒでもネコは飼っていない。よって本来ならば即座にゴミ箱行きなのだが、せっかく届いたことだし、捨てる前にじっくり観察してみることにしたのである。
中に入っていた試供品はこんな感じだ。
どうせなら、ということでそのキャットフードを盛り付けてみた。
・・・思えば今は亡き実家のネコは贅沢だった。こんな固形のエサは受け付けず、実家には不似合いの高級ソフトタイプキャットフード”フリスキー”ばかりを喰っていたものだ。床に新聞を広げて読んでいたら、どこからともなく疾走してきて床と新聞紙の間にスライディングしてきたり、夜中に台所で糞をしやがって、そんなことは知らない筆者が素足でその糞を踏んづけてしまったり・・・と色々な思い出が駆け巡る。あのネコの匂いが染み付いてしまっていたせいか、筆者も当時は野良猫に大人気だったものである。とはいえ、ネコタイプの女性には(もちろんそれ以外の女性にも)さっぱり人気がなかったなぁ・・・
・・・などと感傷に浸ったところで・・・
・・・・・・・
・・・ヘンな気を起こしたのが間違いだった。うーむ、固形タイプのくせに生臭くてまずい。ネコにとっての御馳走は、筆者にとっては美味しくもなんともなかったのだった。
最後に一言。
分かりきってはいると思うが・・・
・・・決して美味しいものではないからな!
まさしく「ご乱心」状態の筆者でも見捨てないでいてくれる優しい貴方からのコメント・メール・お誘いを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログもまさしく「乱心中」のようです・・・。というわけで、ネコタイプなのに筆者には魅力を感じない正常な貴方も、このオチが読めてしまった鋭い貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者が貴方も試食します。生臭くてもOKさ!