【エレベーターに想う】
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前々日、そして前日と、どうしようもないほどアホな方向に暴走した記事が続いたので(いつもではないか、という話もある)、今回は真面目な内容を書いてみたい。
最近、日本で話題になっているスイスのことと言えば、断じてワールドカップでのスイスの頑張りなどではあるまい。スイスに住んでいる者としても非常に情けない限りではあるが、今日本でスイスと言えば・・・
であろう。日本では痛ましい死亡事故を引き起こしてしまった。その原因は単純とは言わないが、多くがシンドラー社に帰せられても然るべきと考える。
最近になってようやく謝罪に奔走しているようではあるが、ある意味手遅れだ。Mari殿のこちらの記事にあるように、謝罪のあり方などの文化的温度差はこちらでも注目されているようだが、筆者もMari殿とはほぼ同意見である。お亡くなりになった方まで出してしまったのだから、即座にその国の文化様式で謝罪するのは当然ではないか。
最初にこの事件の顛末を知ったときは、どこのアホ会社や!と怒りで呆れながら自分のアパートへ帰ったのだが・・・
普段は気にも掛けていなかったのだが、恐る恐るチェックしてみると・・・
・・・しっかりと”SCHINDLER(シンドラー)社”のロゴが踊っているではないか。どこかで見たことのある会社名だな、と思っていたら、こんな身近にあったのか。
内部にはダメ押しのようにデカデカとしたロゴが飾られていた。
日本でもそうなのだろうが、筆者のアパートでもこのエレベーターの保守点検会社はシンドラー社とは別である。しかし、だ。
企業秘密で製造会社以外は知らない
・・・というのは、どう考えてもおかしいではないか。企業利益を考えてのことだろうが、そんなことできちんと保守点検ができるわけがない。これはもはやエレベーター業界の構造的欠陥と言っていいのではないか。それなら自分のところで保守点検しやがれ!と思ってしまうのは筆者だけだろうか。
うーむ、書いているだけでも腹が立ってきた。同じく今回の事件で憤っている皆様、どうか画面上のシンドラー社のロゴに唾でも吐きかけていただきたい。それでは自分のパソコンが汚れる、という賢明な皆様、ならばプリントアウトして踏みにじるなりビリビリに破るなり燃やすなりしていただきたい。筆者のブログのプリントアウトが燃やされる、というのも複雑だが、そんなことで少しでも憂さが晴れるなら喜んで犠牲になろうではないか。
・・・怒りながらも怖々エレベータに乗り続けている筆者を別の意味で発散させてくれる貴方からのコメント・メール・お誘いを切にお待ちしている。
*たまにマトモなことを書いてみても、「人気ブログランキング」でのこのブログの順位を見れば、社会に対する影響力は皆無なのですが・・・。というわけで、あの事件でスイスのイメージが悪くなってしまった貴方も、昨日と一昨日の記事と全然違うがな・・・と呆れてしまった貴方も、今回は以下のバナーをクリックしてもらってももらわなくても構いません。事件が事件だけに、さすがの筆者もこの内容ではそんな気になれません・・・。