【突撃!隣のモニュメント 今度は厳つい”トリさん”編】
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・・・というのはもちろん冗談なのだが、どうやら本家の「突撃!隣の晩ごはん」のTV番組コーナーは本当に終わってしまうらしいではないか。うーむ、ヨネスケさん、今まで本当にご苦労さまであった。ヨネスケさんの遺志はこのコーナーが引き継ぎますぞ!・・・って、ヨネスケさんはまだまだお元気で御存命なのだが。
さて、”スイスの民家の庭先や玄関口、窓辺に飾られているモニュメントを勝手に鑑賞する”という趣旨のこのコーナー、これまでには・・・
1.”キノコ”編とお送りしてきたが、今回はまたまた”トリさん”で勝負してみたい。いや、前回紹介し忘れてしまった作品がいくつかあったのだ。そういうわけで、第11回目となる今回のテーマは・・・
2.”小人”編
3.”カタツムリ”編
4.”カメ・カエル”編
5.”ブタさん”編
6.”植木鉢”編
7.”潅木・古木”編
8.”ネコさん”編
9.”イヌさん”編
10.”トリさん”編
なのである。前回は食欲にまかせて(?)いかにも美味しそうなトリさんばかりを紹介してしまったが、紹介し忘れたトリさん作品たちは何故か猛禽類ばかりなのだった。そして猛禽類ゆえに、これらの作品はちょっと怖いのである。そうだな、端的に言うとアブナイ筋の方々が持つ凄みを感じさせる作品が多いのだ。というわけで、今回は筆者とともにビビりながら(?)鑑賞していただければ幸いである。
まずはそんなに凄みのないこちらの作品から。
から来ているものと思われる。飛べないくせに飛ぼうとしている瞬間みたいな姿勢ではないか。
お次は凄みのありすぎるこちらのワシさん。
・・・これはロートホルンの山頂に展示されていたワシさんだが、もうその筋の方としか思えない凄みを全身から発散させている作品である。間違ってアブナイ方の肩を叩いてしまった後のような恐怖感を感じさせるではないか。
さらには凄みを内に秘めているこちらの作品。
・・・こちらもロートホルンの山頂で発見したものだが、低姿勢な態度の割には凄みのある作品なのだ。そうだな、まるで・・・
のような姿勢だとは思いませぬか?態度こそ馬鹿丁寧だが、その瞳の奥には野心がギラギラ・・・といった凄みを感じてしまうのは筆者だけだろうか?
これらの作品、猛禽類であることはもとより、どうも”木彫り”であることが凄みの一因ではなかろうか?木の持つ生命力、精霊のような神秘性が我々に畏怖を抱かせるのである。あの梶井基次郎も「桜の木の下には死体が埋まっている」と書いていたではないか。
さて、今回も次が最後の紹介である。あまりに凄すぎて”怖さ”を突き抜けてしまった作品がこちらなのだ!
そう、これは”怪鳥クリスタル”(?)なのである。”木”も結構神秘的で妖しいが、”鉱石・宝石”の類は我々の欲望を直接えぐるような現実的な妖しさに溢れているのだ。うーむ、成金趣味のような俗っぽさを感じさせて神秘的な凄みには欠ける作品だが、なんとなくその筋のお偉いさんの邸宅あたりには飾ってありそうではないか。
今度生まれ変わったら”凄み”や”かっこよさ”が欲しい筆者に凄んでみたい貴方からのコメント・メールを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でのこのブログも”凄み”とは無縁です・・・。というわけで、梶井基次郎作品を読んで花見ができなくなった純な貴方も、クリスタルよりはダイヤがいいと思っている贅沢な貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者も”フクロウ”と化して貴方を狩ります。ああ、フクロウのような凄みとひょうきんさと知恵が欲しいなぁ・・・。