【スイスマイナー旅行記 -エッグ編-】
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エンガディン周辺の街々の紹介も前回で終了してしまったので、今回は久々にチューリッヒ周辺の小さい街の紹介なのだ。チューリッヒの繁華街の1つ(?)にベルビューという所があるが、そこからトラムとSバーンの中間みたいな車両(でもれっきとしたSバーン路線S18)に30分ほど乗ると、「エッグ(Egg)」という小さい街に着く。本日はこの街を紹介してみたい。
筆者がこの街を訪問してみようと思った動機は、もちろんその名前である。なんといっても”Egg”だぞ。敢えて日本語訳すれば「たまご」ではないか。いろんな意味で卵の大好きな筆者が訪れないわけには行くまい。
そういう名前だから当たり前なのだが、ここの駅に降り立つと・・・
・・・というように、たまご好きには堪らない街なのだ。上の写真にある地区のマークはさすがに”たまご”ではないが、手を握り合っているという意味深なデザインである。これは卵を産むための前段階ではあるまいか?・・・と疑いたくなってしまうではないか。
この街、さすがに”たまご”という名前だけあって、お子様を望むカップル、安産を願う妊婦さん、生理不順に悩む女性などがたくさん祈願しにくるらしい。
いや、だからちゃんと赤字で書いたではないか。実はこのネタ、もっと推し進めてエイプリルフールにでも書いてみようかと思ったのだが、そこまで我慢できなかったのだ。許してくれたまえ。
でもそういう目で見ると、全てが”たまご”に関連しているように見えるから不思議なものである。
例えばこちらは卵を産み落とす前のカップルの像。
が執り行われるに違いあるまい。
さらに卵を産み落としてしまった女性の像がこちら。
・・・明らかに視線の向きがおかしいではないか。
筆者思うに、これは折角授かったお子様を置き去りにしていこうと企む母親の像である。彼らの間には以下のような会話が飛び交っているに違いなのだ。
などと子供の視線を逸らしながら逃げてしまおうとしているのである。
それはいくらなんでも考えすぎちゃう?と思った皆さん、ならば決定的な証拠をお見せしようではないか。実はこの像、母と息子だけではないのである。彼らが立っているやや後方の店内のウインドウの中には・・・
既に店内に置き去りにされた娘が1人。
・・・うーむ、ここの教育方針は”我が子を千尋の谷に突き落とす”ライオンみたいなものなのか?これではお子様のストレスも相当なものの筈だ。
そんなお子様を優しく見守っているのがこちら。
なのである。
えっ、つ、遂に狂ったのか・・・?と心配になった皆様、ならばこちらを御覧あれ!
・・・卵は産むのに熱心でも産んでしまった卵には厳しい街、エッグなのだった。
これ、どう読んでも”旅行記”ではないよな・・・と反省している(?)筆者でも置き去りにしてくれない貴方からのコメント・メールを切にお待ちしている。
【筆者注】 既にお気付きとは思いますが、「Egg」は英語で「卵」の意味であって、独語ではありません。ちなみに独語で「卵」は「Ei(アイ)」、独語の「Egge」は「馬鍬(まぐわ)」という農機具を表すようです。
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