【黒ピクトの犬たち -犬の標識シリーズその4-】
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それもまたまた「犬の標識シリーズ」なのだ。本物の犬を無視して標識ばかりに注目しているあの問題の(?)シリーズなのである。ちなみにこのシリーズの過去記事を読んでみたいという奇特な方は以下からどうぞ。
第1回:「犬は捨てないで!」編・・・さて、前回からはスイスの標識における多種多様な犬たちを紹介しているのだが、今回は前回の「白いピクト犬」に続いて・・・
第2回:「スイスの犬の驚くべき生態」編
第3回:「白ピクトの犬たち」編
がテーマなのである。やはり標識は白地のものが多いせいか、数でも種類でも黒いピクト犬の方が白いピクト犬よりは豊富なのだ。ちなみに筆者の犬種の知識は相変わらずゼロに近いままなので、何か説明不足のところがあれば適宜補足していただけると幸いである。
では「黒ピクト犬」たちを紹介していこう。まずは比較的ノーマルなこちらから。
これは結構リアルで可愛い犬だ。相変わらず無知な筆者には犬種は分からぬが、短い尻尾をピンと立てていることから察するに、かなり喜んでいるのだろうか?
これは犬の何かを捨てるためのゴミ箱らしい。犬そのもののゴミ箱の場合も有り得る、と考えた筆者は敢然とこのゴミ箱を覗いたのだが、生憎”空っぽ”だった。何を捨てるためのゴミ箱なのかはともかく、犬の死骸が入っていなくてよかった。
お次はスイスのマトモな犬。
ちなみにタバコ禁止とインラインスケート禁止の標識が一緒にあるからといって、決して犬がタバコを吸ったりインラインスケートを履いているわけではない・・・と思う。
続いてはルツェルンの交通博物館で発見した犬(の標識)。
それはさておき、この犬も結構マトモだ。白目なのが若干気にはなるが、尻尾も立てているし舌まで出しているではないか。喜びに満ち溢れた犬なのである。
同じような犬でも、こうなるとまた別の感覚が襲ってきたりする。
・・・何か狂犬病にでも罹った犬に見えてしまうのは気のせいか。ひょっとするとあの落書きが不気味さを増しているのだろうか?
さて、ここからはどんどん犬がおかしくなってくる。まずはシルス・マリアで出会ったこちらの標識から。
続いてはトローゲンで出会ったこちらの犬。
更に凄いのがこちら。
・・・あまりに簡略化しすぎてしまって、まるでキツネにも見えてしまう一品だ。
もっと凄いのはハイデンにいたこちらの犬。
さて、今回もいよいよこれが最後の紹介である。数多ある黒ピクト犬の中で、筆者が一番犬に見えなかったのはこちらなのだ!
・・・よく見なくても上半身しかなかったりするし、今までの中で唯一の黒目の犬とは言え、視線はあらぬ方向に彷徨っているように見える。いちおう上の赤丸を見ているという設定なのだろうか?目もさることながら、耳なんかただの二等辺三角形だぞ。顎の下に垂れているのはきっと毛であろうが、ヨダレのようにも見えたりしないか?涎を垂らしながら視線が宙を彷徨うとは、まるで・・・
のようではないか。ひょっとすると描かれていない下半身には脚が100本くらいあるかもしれないぞ!・・・って、それではムカデか。
賢くてお行儀のいい犬よりは少しばかりアホな犬に愛着を覚えてしまう筆者を躾けてくれるようなコメント・メールを切にお待ちしている。
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