【スイスマイナー旅行記 -フェーラルトルフ編-】
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・・・と言っても、今回も夏期休暇旅行で訪れたエンガディン地方の街々の紹介ではない。それまでに訪れた街の紹介がまだ残っているのだ。本当にリアルタイムとは程遠いな、このブログは・・・。というわけで、今回紹介するのは随分前に訪れた、チューリッヒ郊外に位置する「フェーラルトルフ(Fehraltorf)」という街である。チューリッヒからはSバーン1本で30分ほどで行けたりする近場の街なのだ。
生憎この日は雨模様だった。まさかこの雨が筆者を「あの動物」に引き合わせることになろうとは夢にも思わなかった。この時点では何のことやらさっぱり分からぬとは思うが、読み進めてもらえば明らかになる筈だ。
この街は極めて普通である。こんな貧相でボロボロの家があったり・・・
かと思えば・・・
この街でも筆者は忠実に(?)ハイキングコースに沿って歩いていたのだが、このコース、筆者をとんでもないところへと導き始めた。
何故だかは知らぬが、こんなところへ入っていけと指示していたのだ。
まぁマークがあるのだから変な目で見られることもあるまい、を気を取り直した筆者はこの敷地内にどんどんと侵入したのだが、入ってみて納得した。ここは「学校」だったのだ。
ちなみにその学校の案内図がこちら。
さて、この学校で心和ませてくれるのはまずは壁画である。
おそらくは物置か自転車置き場と思われる倉庫様スペースの内壁に、これでもか!と言わんばかりの多くの可愛らしい壁画が描かれていたのだ。
ではその壁画群を筆者のアホな解説抜きでどうぞ!
これだけではない。別の壁には絵ではなくて生徒さんの名前と思しきものが可愛らしく書き込まれていたりしたのだ。
と書き込まれているのである。パスカル君よ、君だけは何故にカタカナなのだ?彼は日本贔屓の少年なのだろうか?それとも日本人との間の2世さんなのだろうか??
壁だけではない。ここでは地面にも遊戯用と思われるアート(?)が散りばめられていたのだ。
まずはこちら。
次はこちら。
続いてはこちら。
最後はこちら。
さて、この学校ですっかり心和ませてもらった筆者であったが、そのあとは動物達に心和まされる羽目に陥ってしまったのだった。
まず筆者を襲ったのは「フクロウ」である。
例によって筆者が休憩のために立ち寄ったカフェの入口では、いきなり彼の眼が光ったのだ!
というより、このカフェの方がきな臭い雰囲気が漂っていたような・・・。いや、おばさんがサービスしてくれる普通のお店なのだが、カフェというよりはバーなのだった。地元の怪しい(?)おじさんたちの憩いの場だったのである。日曜の夕方ともなると、こんなお店しか開いていなかったりするのだ。
ここでビクビクしながら休憩を終えた筆者に、またも彼が襲い掛かる!
今日はフクロウ尽くしやな・・・、とボンヤリ考えていた筆者が視線を右に向けると、なんとそこにも彼が!
まぁ、フクロウとは知恵の神だ。きっと筆者の有り余る知性が彼らの注目を惹いたに違いない!・・・なわけはないだろうなぁ・・・。
というのも、筆者に襲い掛かってきた動物はフクロウだけではないからである。
そう、この日は雨だった。その雨のせいか、筆者の歩くハイキングコースにはこいつらが大発生していたのだ!
えー、実はこれ、「カタツムリ」たちだったのである。
よく見るとでかいナメクジ(引越し中のカタツムリ?)まで交じっていたりするのだが、別にそこまでマジマジと見る必要はない。このカタツムリ軍団、踏み潰さずに歩くのが困難なほど歩道上に湧いて出ていたのだ。嘘だとお思いの諸君、ならそのアップ画像をお見せしようではないか。
軟体動物が苦手な皆さん、ここから先は御遠慮くだされ。エスカルゴ好きのハイソな皆さんは御遠慮なく先に進んでくれ。
そのカタツムリのアップ画像はこちらだ!
このカタツムリ、この近辺ではどうやら名物らしい。だってこの歩道に沿った民家の郵便受けには・・・
そういえばこの「カタツムリ」、民家の庭にもそのモニュメントがよく置いてあったりするのであるが、こちらでは縁起のいい動物なのだろうか?
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