【はて、ここは何屋でござる? Vol. 14】
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お店の軒先に掛かっているクラシックでアーティスティックな看板たちを紹介しているこのコーナーだが、皆さんからの評判に関わらずネタがある限りは有無を言わせず続けていく所存なのだ。
さて、今回はデザインの意図がよく分からないというか、抽象的な意匠の看板たちをお届けしてみたい。というのも、今回の作品たちは・・・
・・・だからなのである。立体的な造形のモノや、平面でも具体的な絵のモノとは一味違うのだ。
これを線画と言っていいのかどうかは分からないが、まずは過去にも紹介したこちらのチューリッヒの看板をご覧いただきたい。
・・・線画というよりも「意味深な記号」が描かれているこちらの作品だが、うーむ、家紋みたいなものなのか?どうしてもこのマークに目を奪われがちだが、その上に載っているモノを見ると、案外筆者が好きな「帽子屋さん」なのかもしれない。
もうちょっと線画っぽいデザインだったのは、エジンバラ城内で見かけたこちらの作品である。
・・・ちゃんと文字も書いてあるのでお分かりかとは思うが、これは「スコットランド国立戦争博物館」の看板なのだ。そう言えば根元の部分にはいろんな武器が組み合わせてある気もする。あの文字が書いてある部分は、「ヘビ」でも表しているのだろうか?
そして「これぞ線画!」というのがマローヤで発見したこちらの看板である。
・・・右上の「花」は分かるのだが、中央にでんとデザインされているのはやはり「山」なのだろうか?まるでどこかの地図のようにも見えるが、コレがどんな形に見えるかで深層心理を推し量れそうな看板だな。
これとは逆に、線画なのに分かりやすいアドリスヴィルの看板が今回最後の作品なのだ。
・・・金属でかたどった形に緑の草を巻きつけてあるような看板なのだが、これはやはり「自転車で疾走する姿」であろう。自転車屋かバイク屋の看板に違いない。随分と安上がりそうな、手作り感溢れる作品である。でもまぁ、よくぞここまで単純化したものだ。これだと殆ど・・・
・・・後輪のところがちょっと難しそうだがな。
思わず一筆書きできるかどうか試しそうになった素直な貴方からのコメント・メール・お誘い・貢物などを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログの順位は、どんな看板を掲げても変わらない模様・・・。というわけで、実は家紋に詳しい貴方も、最後の看板が盆栽みたいに思えた貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者が貴方に「一筆描き」します。もちろん、筆者自前の貧相な筆で。