【はて、ここは何屋でござる? Vol. 9】
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もう認知していただけたとは思うが、これはお店の軒先に掛かっているクラシックでアーティスティックな看板たちを紹介するコーナーなのだ。これからはネタが尽きるまで毎週登場することになりそうなので、どうか飽きずに見守ってやっていただきたい。
さて、前回の記事では「百獣の王・ライオン」をフィーチャーした看板たちをお届けしたが、今回はライオンと並ぶ動物界の巨匠に御登場願いたい。そう、その動物とは、もちろん・・・
・・・ライオンの場合、肉食である点や見事なたてがみから「百獣の王」と称されているのであろうが、大きさ、重さで言えばこれはもう断然「ゾウさん」なのだ。重いものの代名詞といっても過言ではあるまい。その証拠に、「ゾウが踏んでも壊れない」ことを謳った筆箱のCMまであったではないか。
また、アフリカゾウの場合はその見事な牙も魅力なのであろう。野生のゾウさんなどいるわけがないスイスでも看板には良く使われているのである。
例えば以前にも紹介したコンスタンツ(ドイツ)のゾウさん看板をご覧頂きたい。
・・・体の特徴から察するに、おそらく「インドゾウ」だと思われるこちらの看板だが、ゴールドの鎧武者といった趣きではないか。店の名前にも使用しているくらいゾウさんへの愛に溢れている。ちなみに、ゾウさんの上にあるのは「富士山」、左の根元にあるのは「阪神タイガースのロゴ」ではもちろんないはずだ。
これに対して、ツルツァッハではアフリカゾウで勝負しているのである。
・・・これ、平面的な絵の看板とはいえ、威厳溢れる牙と目の表情が迫力満点の作品なのだ。もはやこれは愛を超えたゾウさんへの畏怖や尊敬が感じられるではないか。きっと信仰の対象にまで昇華してしまっているのである。
その証拠に、この看板のあった建物は・・・
・・・その壁画までもがゾウさんだらけだったのだ。そのゾウさんを畏れる人間たちまで描かれているのである。ちなみにこの建物、いったい何のお店・会社なのかはよく分からないのだが、ひょっとすると「ゾウさん教」の本部なのかもしれない。いや、まぁアフリカ民芸品やアフリカツアーを扱うお店なのだとは思うが・・・。
このように看板でも皆に愛され畏怖されているゾウさんなのだが、筆者にはその気持ちがよく分かる。やっぱりゾウさんは凄い。それは某読者さんから送っていただいた「リアルゾウさん」のお写真でもお分かりになるであろう。
・・・これはチューリッヒ動物園のゾウさん。御本人の名誉のために敢えてお名前は伏せさせてもらうが、とにかくその某読者さんには感謝の意を表したい。しかしこれはもう絶句である。撮影された御本人は「右隅に写っている排泄物の大きさに感銘を受けた」と主張されているが、決してそれだけではないはずだ。いやもう、筆者なんぞ・・・
・・・と思ってしまったほど御立派ではないか。ああ、筆者もゾウさんになりたい。
これ、モザイクなしでも大丈夫だろうか?と思わず心配してしまった筆者にモザイクを掛けたい貴方からのコメント・メール・お誘い・貢物などを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログは、とてもゾウさんほどの存在感はありません・・・。というわけで、ゾウさんに乗りたい貴方も、そういやアレもよくゾウさんの鼻に例えられるな・・・と考えてしまった貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、貴方を筆者のゾウさんの上に乗らせます。暴れても振り落とされないように!?