【外付けキーボードの光と影】
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昨日の記事では、筆者のラップトップパソコンに勃発した「コーラぶっかけ事件」の詳細をお伝えさせていただいた。その結果生じた障害の解決策として、筆者はUSB接続の外付けキーボードを購入したのだが、今回はそのキーボードの予想外の長所・短所を紹介してみたいのだ。
・・・まずは「長所」からお伝えしようではないか。当たり前なのだが、この外付けキーボード、本体より幅が広いのでキーの数もそのぶん多い。特に役立つのは右側の「テンキー」なのである。そう、数字が並んでいるあのキーだ。数字のデータを入力することも多い筆者にとっては、これは非常に便利なのである。最上段の数字キーでは右に左にと両手を使って打ち込まないといけないのだが、テンキーを使えば片手で、電卓感覚で入力可能なのだ。
まぁ、これは誰でも予想できる長所である。では意外な長所とは何か。それは次の写真を見ていただきたい。
・・・このキーボードの裏には、傾きをつけてタイプしやすいように、との配慮から「ツメ」が付いている。赤い矢印の先端に見えるやつである。実は赤線で示したこのツメの間の幅が・・・
・・・つまり、である。ツメを立てた状態でラップトップパソコンの上に置くと、タイプ中に左右にずれないようにしっかりとホールドできるのだ。しかもツメの高さまでがラップトップパソコンのキーボードの厚さとほぼ同じなので、信じられないくらいに安定しているのである。こんなにジャストフィットするとは思いもしなかったほどだ。おかげでタイピングは快適そのものなのである。
お次は「短所」をお教えしよう。あの惨事の直後は、筆者も頭が真っ白になるほど動揺していたので全然気付かなかったのだが、実はこのキーボード・・・
・・・実は大昔の記事でも紹介したことがあるのだが、なんじゃそりゃ?と思われた方は下の画像を見ていただきたい。
・・・筆者のラップトップパソコンは海外モデルだったので英語仕様のキー配列なのだが、ドイツ語仕様はこれと激しく異なるのである。アルファベットの位置すら一部違うのだ。そう、ドイツ語では英語と逆で「Z」の使用頻度が「Y」よりも遥かに高いので、これらのキーの位置が逆になっているのである。
おまけに、見てもらえればお分かりかと思うが、記号類の位置が全然違うのだ。でもこれはこれでいい。筆者は職場にある共用パソコンも使うことがあるので、ドイツ語仕様のキーの位置はある程度把握しているからである。
でも最大の問題は・・・
元々のキーボードの同じ位置にある文字・記号がタイプされる
・・・ということなのだ。筆者、ブラインドタッチなどはあまりできないので、記号のときはチラチラとキーボードを見ながら打つのだが、外付けキーボードに書かれた記号がそのまま出てこないのである。その下に隠れているオリジナルのキーボードを見ないと、どんな記号が出てくるか分からない状態なのだ。まぁ、指がある程度オリジナルの配列を覚えているのでいいのではあるが。
というわけで、3日間に渡ってお送りしてきたあの事件の顛末もこれにて本当にお終いである。長らくの御愛読、お疲れ様であった。
筆者の指にその感触を覚えられたい奇特な貴方からのコメント・メールを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログの順位には、事件らしい事件は発生していない模様・・・。あ、失踪している可能性はあるか。というわけで、筆者のネタ枯れを心配している貴方も、ドイツ語仕様のキーボードと格闘している貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者も貴方をがっちりと「ホールド」します。ツメで、ではありませんが、ジャストフィットのはず?