【珍妙な歩行者たちを鑑賞してみる】
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今回取り上げたいのは、例によって筆者の好きな「標識」なのだ。それも「歩行者」なのである。思い起こせば、かつてこちらの記事でも各国の歩行者の急ぎ具合や威張り具合を計測してみたりしたが、本日は・・・
・・・を紹介してみたい。標識をよく見てみると、歩き方も千差万別、中には格好良く決めていたり、逆に珍妙な格好で歩いていたりする歩行者もいるのだ。今回はコーナー名に反してスイス物は1つも出てこないのだが、欧州各国の歩き方の違い(?)を楽しんでいただければ幸いである。
まずはオーストリアのブレゲンツで発見した「格好良い歩行者」から紹介してみよう。
・・・おそらく歩行者専用道の標識だと思われるのだが、男女ともに立ち居振る舞いが決まっているではないか。まるで「ファッションモデル」のようなポージングだぞ。
手はさりげなくポケットへ、そしてコートを羽織っているようにも見えるので、思わず・・・
・・・を連想してしまう筆者はやはり歳なのだろうか?
これに反し、イギリスの歩行者は何かヘンなのである。
・・・これ、何か歩き方が奇妙には感じられないだろうか?顔の向きや手の位置など、見れば見るほどおかしく感じられてくるではないか。ヘンな踊りでも披露しているのか。
そしてこの奇天烈さは、アップで鑑賞するとより鮮明になるのだ。
・・・やっぱり相当おかしい。まず、顔が異様に上を向いてしまっているではないか。こんなに上を見ていたら、つまづいてコケはしないかと心配になるほどだ。そしてもっと珍妙なのは腕の位置、特に手首から先の「手の位置や角度」である。特に後ろにある手だ。いったいどうしてこんなにネコのようにスナップを利かせているのだ??
そしてもっと頼りない歩き方をしているのが、ドイツはコンスタンツの作品なのである。
・・・これ、線路にかかっていた歩道橋にあった凍結注意の看板なのだが、両手のポーズが相当にヘンである。バランスを取ろうとしているのだろうが、まるで上から落ちてくる何かを受け止めようとしている風にも見える。いくら滑りそうとはいえ、こんなポーズでバランスを取っている人はあんまり見かけたことがないのだが・・・。
このイギリスとドイツの歩行者さん、筆者には何故かある共通点を感じてしまう。もちろん、どちらもかなりおかしい歩き方には違いないのだが、実はどちらもこんなアイテムが似合いそうな気がするのだ。
・・・そう、鋭い方はお気付きだと思うが、この拙い絵は「寿司折」である。酔っ払いのお父さんがお土産で持って帰ってくる、定番のアレだ。この寿司折1つで妙にこれらの歩行者のポーズがしっくりくるような気がするのは筆者だけだろうか?いや、そうではあるまい。きっと彼らは「酔っ払い」に違いないのだ!
・・・「お前の方が酔っ払ってないか?」と思ってしまった貴方からのコメント・メール・お誘い・寿司折のお土産を切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でのこのブログの順位は、まるで酔っ払いの歩き方のようです・・・。というわけで、酔った帰りに寿司折を土産にしたことがある貴方も、寿司よりは別のお土産が欲しいと思ってしまった貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者も酔った挙句にお持ち帰りします。そう、もちろん貴方自身を。