【スイスの消火栓番外編 -オーストリアの消火栓編その2-】
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・・・というわけで、国際色豊かな(?)呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。
この呼び掛けからもお分かりのように、今回は久々の「番外編」なのだ。そう、これから3回ほどはスイス以外の国の消火栓を鑑賞してみたいのである。そして本日紹介してみたいのは・・・
・・・なのだ。
以前の記事でもオーストリアの消火栓を紹介したことがあるが、この国の消火栓はドイツものなどと同じく、その形態がバラエティに富んでいる。今回はブレゲンツという街で採取したものをお届けするのだが、以前に紹介したものたちとは形が微妙に異なるのである。
ただし、ブレゲンツの消火栓たちはお互いによく似ていて、共通の特徴を持っている。スリムで背の高いボディに、左右に1つずつ(腕のように見える)と中央に1つの計3つの突起、すなわち採水弁を装備しているのだ。にも関わらず、微妙な違いは観察していて楽しいのである。特に・・・
・・・ということで、今回はどんどん下がってくる中央の採水弁の位置に注目してもらえれば幸いだ。
まずは最も高い位置にあるこちらの作品から。
・・・中央の採水弁が殆ど顔の位置にあるこの消火栓、まるで「一つ目小僧」の雰囲気を醸し出している。多くは腕に見える左右の採水弁も、これではまるで「耳」である。赤く波打った顔の部分は、まるで「くしゃおじさん」を連想させるではないか・・・って、これは例が古すぎるか。
もっと下に来るとこうなる。
・・・これはもう胸と腹の境界付近にまで採水弁が下がってしまった作品なのだ。うーむ、胸の部分なら、「ウルトラマンのカラータイマー」みたい・・・と言いたかったところなのだが。
これも話が古すぎて申し訳ないが、どうしてウルトラマンはカラータイマーなどを装備しているのだろうか?タイムリミットは自分だけが分かればいいことで、わざわざ敵にまで教えてやることはあるまいに。あれでは自ら弱点を敵に示しているようなものではないか。
・・・などというどうでもいい話はさておき、ここからは下がり方がかなり微妙になる。
・・・2枚目よりはもう少し下に採水弁があるのかな、と思ったこの消火栓だが、よく見てみると上の作品と同じ形だった。どうやらこちらのほうがより深く埋まっているので、そう見えたらしい。埋まり方にも結構バリエーションがあるようだ。
お次はこちら。
・・・これはもう腹部であろう。「ドラえもんの四次元ポケット」くらいの位置だろうか?ただ、この消火栓の腕の長さでは、ポケットまで手が届きそうにはないのだが。
ちなみに筆者は、ズボンの前ポケットに物を詰め込むのが好きで、自らこれを「四次元ポケット」と称している。その中から出てくるのは「どこでもハンカチ」である。これはどこでも好きな場所で手や顔が拭けるという優れものなのだ。
・・・またまた話が脱線してしまったが、本日最後の作品はこちらである。
・・・センスのないスプレー落書きを施されてしまった消火栓なのだが(こんなことをする奴の気が知れない)、ここは怒りを抑えて突起の位置に注目してもらいたい。これは上の作品と同じ形態なのだが、深く埋まってしまっているので、さらに突起の位置がさらに下、もはや下腹部に感じさせてしまう作品なのだ。こんな位置にあるからには・・・
・・・突起が目立たず丸々している筆者を転がしてみたい貴方からのコメント・メール・お誘いを切にお待ちしている。
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