2006年 09月 15日
【スイスの消火栓 -周辺状況も楽しもう編その10-】
|
さて、皆さん・・・
~おしゃべりな消火栓の世界へようこそ~
・・・というわけで、やや不可思議な呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。
早くも10回目を迎えてしまった「周辺状況も楽しもう編」だが、そのテーマはこの呼び掛けからもお分かりのように・・・
「熱く”語りかける”消火栓たち」
・・・なのだ。
もちろん、消火栓が実際に話し出すわけはない。彼らは寡黙である。しかし、だ。どうも何かを語っているとしか思えない消火栓たちもいるのである。無心で耳を澄ませば、その語り口が聞こえてきそうな消火栓が。その声を聞くと、どうやら彼らは絵画や建築というアートについて語っているらしい。今回はそんな芸術心に溢れた2体の消火栓を紹介してみたい。今回は少数精鋭なのだ。
・・・「ついにこいつもホンマにおかしなったんか」と思った読者も数多いとは思うが、まずはセレーリナで出会ったこちらの消火栓をご覧いただきたい。
「えー、こちらはかのピカソ画伯が幼少時に描かれた絵でありまして・・・」
・・・これ、ゴミ捨て場の小屋に描かれた壁画の前に佇んでいる消火栓なのだが・・・
この絵を解説しているようには見えないだろうか?
・・・上のキャプションはあくまで筆者の想像、これがピカソの絵であるわけはないのだが、邪念を捨てて耳を澄ませば、貴方の心にも聞こえてくるはずだ。彼の熱い解説が。
お次は、というか、これで最後なのだが、大衆に何かを訴えかけている消火栓である。
「皆さん!! 昨今の”建築家”の状況は
トンデモナイことになっているのでありますっ!!」
・・・これはボンシュテッテンで発見したもの。彼の前に置かれた板がまるで「演台」に見えないだろうか?そう、彼は熱く講演しているのだ。その演題もちゃんと右側の板に書かれているではないか。そう・・・
「”Architekt” = 建築家」と。
・・・生憎この日の聴衆は筆者だけだったが、彼の講演は耳にではなく心に直接響くのだ。何かとストレスが溜まって忙しい現代人たちには聞こえないのかもしれない。
ひょっとすると、彼は「建築家」というお題の落語を披露しているのかもしれない。あるいは「建築家」というタイトルの無声映画の弁士なのか。いや、「建築家」が絡んだ事件を、あのウィークエンダーの朝丸師匠(現ざこば師匠)ばりに熱くリポートしている可能性だってある。
・・・そう、彼の声がどう聞こえるかは、その人の心理状態を反映しているのだ。つまり、この消火栓から聞こえてくる声こそは・・・
貴方の心を映しだす鏡なのである。
・・・消火栓から冷水を浴びせてもらったほうがいいかもしれない筆者に呆れてしまった貴方からのコメント・メール・お誘いを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」における順位から考えるに、このブログの叫びは誰にも聞こえていないようです・・・。というわけで、「ピカソしか画家の名前を知らないのかよ!」と突っ込みたくなった貴方も、ざこば師匠のウィークエンダーを知らない若い貴方も、下のバナーのクリックしていただかないと、筆者が貴方に語りかけます。耳元に熱い吐息を吹きかけながら。「明日のスイスのお天気は全般に晴れ模様で・・・」
なぜか天気予報官になってしまった消火栓
・・・というわけで、やや不可思議な呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。
早くも10回目を迎えてしまった「周辺状況も楽しもう編」だが、そのテーマはこの呼び掛けからもお分かりのように・・・
・・・なのだ。
もちろん、消火栓が実際に話し出すわけはない。彼らは寡黙である。しかし、だ。どうも何かを語っているとしか思えない消火栓たちもいるのである。無心で耳を澄ませば、その語り口が聞こえてきそうな消火栓が。その声を聞くと、どうやら彼らは絵画や建築というアートについて語っているらしい。今回はそんな芸術心に溢れた2体の消火栓を紹介してみたい。今回は少数精鋭なのだ。
・・・「ついにこいつもホンマにおかしなったんか」と思った読者も数多いとは思うが、まずはセレーリナで出会ったこちらの消火栓をご覧いただきたい。
・・・これ、ゴミ捨て場の小屋に描かれた壁画の前に佇んでいる消火栓なのだが・・・
・・・上のキャプションはあくまで筆者の想像、これがピカソの絵であるわけはないのだが、邪念を捨てて耳を澄ませば、貴方の心にも聞こえてくるはずだ。彼の熱い解説が。
お次は、というか、これで最後なのだが、大衆に何かを訴えかけている消火栓である。
トンデモナイことになっているのでありますっ!!」
・・・これはボンシュテッテンで発見したもの。彼の前に置かれた板がまるで「演台」に見えないだろうか?そう、彼は熱く講演しているのだ。その演題もちゃんと右側の板に書かれているではないか。そう・・・
・・・生憎この日の聴衆は筆者だけだったが、彼の講演は耳にではなく心に直接響くのだ。何かとストレスが溜まって忙しい現代人たちには聞こえないのかもしれない。
ひょっとすると、彼は「建築家」というお題の落語を披露しているのかもしれない。あるいは「建築家」というタイトルの無声映画の弁士なのか。いや、「建築家」が絡んだ事件を、あのウィークエンダーの朝丸師匠(現ざこば師匠)ばりに熱くリポートしている可能性だってある。
・・・そう、彼の声がどう聞こえるかは、その人の心理状態を反映しているのだ。つまり、この消火栓から聞こえてくる声こそは・・・
・・・消火栓から冷水を浴びせてもらったほうがいいかもしれない筆者に呆れてしまった貴方からのコメント・メール・お誘いを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」における順位から考えるに、このブログの叫びは誰にも聞こえていないようです・・・。というわけで、「ピカソしか画家の名前を知らないのかよ!」と突っ込みたくなった貴方も、ざこば師匠のウィークエンダーを知らない若い貴方も、下のバナーのクリックしていただかないと、筆者が貴方に語りかけます。耳元に熱い吐息を吹きかけながら。
なぜか天気予報官になってしまった消火栓
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2006-09-15 07:09
| スイス消火栓コレクション