【スイスマイナー旅行記? -英国中部の見所はここだ!編-】
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・・・この週末は番外編として、先の英国旅行の顛末の予告編みたいなものをお送りしているが、今回はイングランド中央部、コツウォルズの村々や湖水地方の見所を紹介してみたい。自然も美しく、建物も素敵なこれらの地方、その見所はなんといっても・・・
・・・ついに気でも狂ったのかと思われた皆様、筆者は筆者なりに正常である。実はこれらの地方を巡るにあたって、日本人ガイドさん付きの少人数バスツアー(6人くらい)に参加したのだが、同行した旅行者の皆さんが感じのいい人たちばかりだっただけではなく、とにかくガイドさんが出色だったのだ。今日本では「オシム語録」が話題だが(実は筆者も好きである)、筆者はこのツアー中に「ガイドさん語録」を作ろうかと思ってしまったほどなのである。
このガイドさん、非常に感じのよい日本人のおばさんで、外見はなんとなくこの人に似ていた(ちょっと失礼なので名前は伏せるが、クリックしていただくと分かるぞ)。型にはまらない解説と語り口はやや天然系、笑いを取ろうとされていないのに筆者の爆笑中枢を刺激してくれたのだ。今回はその中からいくつかの例を紹介してみたい。
【1.そのとき日本は】
確か何かの歴史で1700年頃の年代が話題になったときである。このガイドさん、とにかく「そのとき日本はどんな時代だったか」を語るのが好きだったのだが、1700年頃の日本の解説が出色だった。そう、ガイドさんによれば、1700年頃というのは・・・
・・・この微妙な分かりにくさが堪らないではないか。これで「ほうほう」と思える方はかなりの歴史通だ。ひょっとしたら水戸黄門はテレビでまだ生きていると思っている人もいるかもしれないではないか。筆者としては「関ヶ原の戦い100周年」くらいの方がピンときたりするのだが・・・。
【2.ホテルの備品】
これからどんなホテルに泊まるのかの説明も素晴らしかった。なにせ・・・
・・・だったからである。「電気やかん」だぞ。電気やかん。いや、言いたいことは非常によく分かるのだが、この語感がなんともお茶目ではないか。
【3.なりたい職業】
これは英国人気質の解説のときだったと思う。このガイドさん、「サッカーの審判とサッカークラブの監督にはなりたくない」と言っていたのだった。どちらも英国では非難を浴びやすい職業だからである。では、このガイドさんはどんな職業に憧れていたかというと・・・
・・・だったからビックリしてしまった。その理由も凄い。なにせ「色男とかを手玉に取ってみたいじゃないですか~」という動機なのだから。何か本質的にスパイとはずれている気もするのだが、憧れとは常にこんなものであろう。
これに限らず、このガイドさんは色気の話題が豊富だった。例えば・・・
「ゲイの男性は女性に優しいけど勘違いしちゃダメですよ~。私も昔は勘違いしましたけどね~。」・・・ひょっとすると、結構下ネタ好きだったのかもしれない。
「イギリスの男性は髪の毛は少ないけれど、私の少ない経験では、胸毛とかは凄いんですよ~。」
「この運転手さん、なぜか毎年2月にタイに行ってくるんですよ~。『何してきたの~?』って訊いて苛めてるんですけどね~。」
【4.養豚場にて】
バスが牧畜地帯を走っていたときのことである。珍しくブタたちが群れを成している光景に出くわしたのだが、このガイドさんはそのブタさんたちを指差して・・・
・・・とのたまわれたのだ。これが筆者の爆笑中枢をマトモに刺激したのである。なにせ「ブタ畑」だぞ。ブタが生えている畑、ブタの実がなる畑なのだ。筆者はこみ上げる笑いをこらえるのに必死だった。この説明を聞いてからというもの、牛の群れを見れば「ウシ畑」、羊の集団を見れば「ヒツジ畑」、鴨がたくさんいれば「カモ畑」という単語が脳内を巡って独り笑いをこらえていたのである。今でもこの「○○畑」は筆者のマイブームなのだ。
この「ブタ畑」、語感も意味も素晴らしすぎる。そう、ブタもウシもヒツジも畑に生るものなのだ。その意味では、筆者も立派な菜食主義者なのである。ヴェジタリアンというよりは「ミーティリアン」な筆者、これからはこの「ブタ畑」を言い訳に使っていきたいものだ。
・・・天然には勝てないと自覚している筆者を笑わせてくれる貴方からのコメント・メール・お誘いを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログは何の実も結んでいない模様です・・・。というわけで、面白いガイドさんに出会ったことのある貴方も、実はガイドをしたこともある貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、筆者が貴殿をガイドします。そう、魑魅魍魎の実がなる「エロ畑」がいっぱいのアンダーワールドを。