【スイスマイナー旅行記 -ツルツァッハは○○だらけ・序章-】
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今回紹介するのは、チューリッヒから列車で1時間弱ほどの距離にある「ツルツァッハ(Zurzach)」という街だ。チューリッヒから見ると北西に位置するこの街を訪れたきっかけは、1通のタレコミ情報である。ありがたい読者のお一人であるモモ殿から「この街は今ネタでいっぱいやで」との極秘情報を得た筆者は、早速単独潜入を試みたのだ。
・・・いやぁ、ここは面白かった。確かにネタの宝庫である。一部は既に紹介したが、ペイントアート物の消火栓や面白い彫像も豊富だった。興奮のあまり、たった2時間弱の滞在で100枚くらいの写真を撮影してしまったほどなのである。換算すれば1分間に1枚くらいのペースで写真を撮りまくっていたことになるのだ。タレコミ情報をくださったモモ殿にはこの場を借りて深く感謝したい。
さて、今回は消火栓や彫像以外にどんなネタが溢れていたのかを軽く紹介してみたい。1回ではとても紹介しきれないので、今回はその序章である。
思い返せば、昨年のチューリッヒでは「テディ」、同時期のザンクトガレンでは「クマさん」、そして3年前のブルッグでは「蝶々」をテーマ・モチーフにしたアート作品が多数展示されていたが、実はここツルツァッハでも「あるアイテム」を利用したアート作品たちが街中に散りばめられていたのだ。そこでこの序章では、その基調となるアイテムとは何か?を皆さんにも推理していただきたい。
ツルツァッハの駅を降りると、まずはこちらの彫像に驚かされたりもするが・・・
ふと目を転じると、いきなりそのアート作品に出くわす。
・・・どう見ても「電車」なのだが、実はこれも「あるアイテム」を利用して作られたものなのである。
これだけではまだ難しいであろう。ということで、第2ヒントといこう。同じ乗り物なら、こんな作品もあったのだ。
・・・これは教会の前庭に置かれていた見事な船。実はこれもあの電車と共通のアイテムを用いて作られている。なるほど、確かにあの部分に使われているではないか。
まだ分からない方のために、バレバレの第3ヒント。
・・・こちらはアラビア調の豪華ベッドだが、何かがおかしい。どう見てもクッション部分の凹みが深すぎる。そりゃそうだろう。元は○○なのだから。ここまで行けばもうチョンバレである。
え?まだ分からん、ですと?? ならばもうどうしようもない第4ヒントだ!
・・・そう、上に挙げたアート作品は全て・・・
・・・この風呂桶、全て同じ規格のもので、あの電車ではひっくり返して車体部分に、船では中央部に、そしてベッドでは皮を張られて使われていたのだ。こんな作品たちが街中に所狭しと並べられていたのだから堪らない。そう、まさしく・・・
だったのだ。
筆者は全てを収集することはできなかったようだが、それでも38種類ものアート作品をカメラに納めてきたのだ。単独のコーナーにするには数が少ないが、本コーナーのサブコーナーとしてそのコレクションをじっくり披露していこうではないか。これからも不定期更新である「ツルツァッハは風呂桶だらけ」のサブコーナーから目を離すな!?
別にバスタブだから興奮したわけではない筆者を燃え上がらせてくれる貴方からのコメント・メール・お誘いを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログは、読者を興奮させてはいない模様・・・。というわけで、入浴大好きな貴方も、お風呂で寝てしまったことのある貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、貴方を風呂桶に入れて撮影します。いや、あくまで”アート”ですよ、アート。