【マルタ島旅行記第6章 -古代巨石神殿編-】
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実に7ヶ月ぶりの更新になってしまったこのコーナー、御存知でない方のために説明しておくと、これは昨年の5月に訪れたマルタ共和国旅行記&コネタ集のコーナーなのだ。とは言え、わざわざマルタにまでティッシュを買いに行ったわけではない。このアホなコーナー名の由来はこのコーナーの過去記事群から探し出してくれたまえ。多分3番目の記事で詳しく(?)解説しているはずである。
さて、長期休養明けとなる今回は、マトモ(?)なマルタ島旅行記の6回目、「古代巨石神殿」編なのだ。そう、1年も前から予告しておきながら、「オチが見つからない」というヘンな理由で記事化を怠っていたテーマである。
マルタ共和国には30にも上る先史時代に築かれた巨石神殿が点在している。その中で筆者が訪れたのは、「ハガール・イム(またはハジャー・イム)神殿(Hagar Qim Temple)」と「イムナイドラ神殿(Mnajdra Temple)」の2つである。この2つの神殿、お互いに歩いていけるほど近いうえに(約500m)、あの「青の洞窟」からも程近いので、その帰りにでも手軽に神殿を見たい方にはお勧めのスポットなのだ。
入場料を払ってゲートをくぐると、まず現れるのがハガール・イム神殿。
そしてそこから500mほど坂道を下ると・・・
・・・海を望めるイムナイドラ神殿がある。
・・・実際には両者の間にもいろんな違いがあったりするのだが、「違いが分からない男」である筆者はこの2つを一緒くたに紹介してみたい。
これらの神殿はなんの接着剤や器具も使わずに石を積み上げてできている。それでもこのように・・・
・・・何千年を経た今でも見事にその構造を保っているのだ。
そしてこれらは「巨石神殿」と呼ばれるだけあって・・・
・・・なんじゃこりゃ?というほど巨大な石のオンパレードなのだ。下の巨石にいたっては重さが20トンもあるらしい。
これら巨石群の中でも、特に筆者の気を惹いたのは・・・
この奥は「神託の間」または「懺悔の間」と呼ばれるらしい
・・・これらの長くて立派な棒状の巨石と、穴を開けられた巨石のセットである。
・・・これらを見て、ふとマラカイト関連の”アレ”と、そのお相手となる穴を連想してしまったことはここだけの秘密だ。
さて、ここからが考案に1年以上もかかったオチである。
ハガール・イム神殿では、色々な形の石のテーブルが配置されている。「聖なるテーブル」とも呼ばれるこれらの台は・・・
・・・生贄を載せるためのものだったらしい。その血が滴り落ちるように設計されているというのだ。
そしてこのマルタの古代巨石文化は、現代のスイスにも連綿と息づいているのだ。そう、実は筆者のアパートのすぐそばに、「聖なるテーブル」から影響を受けたとしか思えないテーブルが存在するのである。それはこちらだ!
・・・ほれ、どう見てもソックリではないか。マルタの古代文化は現代のスイスにも脈々と受け継がれているのである。
い、いや、そんなに似ていないことは筆者も正直に認めよう。だから「1年もかかって考えた末がこのオチかよ!」という厳しい突っ込みは皆さんの胸の中にしまっておいてくれたまえ。
・・・生贄にする価値もなさそうな筆者でも味わってみたい貴方からのコメント・メール・お誘いを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」におけるこのブログは、「聖なるブログ」とは対極の位置にある模様・・・。というわけで、石ばかりで飽きてしまった貴方も、「聖なるテーブル」がむしろ椅子に見えてしまった貴方も、以下のバナーをクリックしていただかないと、貴方に筆者の生贄となってもらいます。既にないという噂の若さを保つために。