週末コラム「殿ご乱心」: 【”演技派”の怪】
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・・・は?と驚かれた方も多いと思うが、これは今日から始まった新コーナーなのだ。筆者が日頃思っていることや回想などの綴るだけのコラムなのである。思えば最近の週末はいろんなことにチャレンジばかりしているが、まぁ、筆者もそういう多感なお年頃なのだ。許されよ。
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世の中にはキャッチフレーズや異名、愛称といったものが溢れている。
サッカー日本代表チームなら「サムライブルー」、アントニオ猪木なら「燃える闘魂」、筆者なら「痴性のミルフィーユ」「イヤラシ大魔王」「ヒツジの皮を被ったブタ」というように。
そんなあまたのキャッチフレーズの中で、どうしても理解に苦しむものが1つある。
それは俳優や役者などによく用いられる・・・
というやつなのだ。演技派女優、演技派俳優、はたまた「あの役者は演技派だね」というように使われるのだが、どうもこれ、演技が上手なことに対する”褒め言葉”らしい。
でもちょっと待て。
どうして上手くて当然のことが褒め言葉になるのだ?これは他の分野で例えて言えば・・・
・「肉体派」のプロレスラー・・・というのと同じだぞ。いや、演技は役者の仕事そのものだから、もっと極端に言えば・・・
・「知性派」の科学者
・「芸術派」のアーティスト
・「ゴルフが上手い」プロゴルファー・・・これのどこが褒め言葉なのだ?
・「音譜が読める」音楽家
・「哲学的な」哲学者
思えば俳優というお仕事、どうも演技の巧拙だけでは判断されない不思議な職業ではある。外見が良かったり、「光るものがある」という意味不明の理由だけでドラマや映画に主演できたりするのだから。
ついでに余談を1つ。
このキャッチフレーズというやつ、適当に作ると結構楽しい。派手な動詞や形容詞にインパクトのある名詞を無作為に繋げれば、それっぽいものが出来上がる。例えば・・・
・「炸裂するクリスタル」・・・意味なんかはあとで適当に考えればよろしい。それもまた楽しいぞ。皆さんも暇潰しに自分のキャッチフレーズでも考えてみてはいかがかな?
・「妄想する包丁」
・「クールな目覚まし時計」