2006年 01月 20日
【”アインシュタイン”になりたい】
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本日は久々に「妄想具現化プロジェクト」のコーナーである。
筆者のアホな妄想をおかしな方法で具現化してしまおうというこの企画、第2弾の主人公はこちらだ!
・・・そう、あの“アインシュタイン博士”なのである。
思えば目の前に降臨してきたり(写真左:実はソックリさん)、ワシントンDCでは巨大な彫像となって現れたり(写真中央)、チューリッヒではクマさんにされたり(写真右)と、何かと筆者と因縁の深い(?)アインシュタイン博士。
その頭脳もさることながら、パロディにされるまで皆から愛されている姿は素晴らしい。「親しみやすく理解しにくい賢者」と呼ばれ、あのチャップリンに「あなたに人気があるのは、大衆の誰もがあなたを理解できないからです」と言わしめた博士。そう、ここまで書けばお分かりだろう。今回の筆者の無謀な妄想とは・・・
“アインシュタイン博士のようになりたい!”
なのだ。
そんな筆者の目の前に、ワシントンDCで購入したお土産が2つ。
「これを使えば、姿形くらいはアインシュタイン博士になれるかもしれない・・・」
というわけで、早速試してみたのだが・・・
「な、なれるかも」
そう、昨日の記事でも紹介したアインシュタイン・マウスパッド(ほぼ原寸大)を使ってお面を作ればいいではないか。いきなり中身までアインシュタイン博士になるのは無理だとしても、まずは型から入るのである。武道の習得でも型から入ると言うではないか。剣道3級の筆者が言うのだからまず間違いない・・・はずだ。
で、早速作ってみたのである。お面。そしてこのお面を着用すれば頭脳までがアインシュタインになれるのか、チェックしてみたのだ!
【まずはアインシュタインに馴染む】
何か間違っている「お面制作キット」
お面の作り方は簡単。あのマウスパッドの両脇に穴を開けて輪ゴムを通すだけである。穴を開けるのにワインオープナーや鼻毛切りバサミを使ったのもどうかとは思うが、とにかくはできたのだ。制作時間はおよそ10分。あの日時計の3時間に較べれば格段の進歩(?)である。
夢の実現に心震わせつつも、まずは試着。上の写真のTシャツではあまりにアインシュタインっぽくないので、Tシャツは白衣に改良してみた。では、その勇姿(?)をどうぞ!
・・・うーむ、何か違う。これではただ筆者がお面を被っているだけである。姿勢からしてアインシュタイン博士になりきれていない。お面だけが浮いていて、馴染んでいないではないか。これではいかん。
まだまだイメージトレーニングが足りないようだ。そこで今度は「今自分はあのお面の顔なのだ」と必死にイメージしてみたのだが・・・
・・・ちょっとはそれっぽくなったような気がしませぬか?
少なくとも個人的には大進歩だ。まだ馴染んでいないように見えたりするのは、きっとこのお面だけが白黒だからに違いない。そこで写真を少し加工してセピア調にしてみたのだが・・・
随分とアインシュタイン博士に近づけたのでは?
・・・と思っているのは筆者だけか。
【中休みで喉?を潤す】
このお面の顔をずっとイメージすると、喉が渇いてきた。いや、正確に言えば、“舌”が乾いてきたのだ。なにせ舌を出しっ放しだからである。これもかなりこの顔が馴染んできた証拠か? その真偽はさておき、ここらで喉、いや、舌を潤すことにしたのだ。この飲み物で。
・・・そう、これはオーストリア製の「KOMBUCHA(昆布茶)」である。噂だけは聞いていたのだが、まだ飲んだことのなかった筆者は、この機会に飲んでみることにしたのだ。オーストリア製とはいえ、スイスでもメジャーなこの日本っぽい飲み物、スイスで学んだアインシュタイン博士と平凡な日本人の筆者の融合には最適ではないか。では、いただこう。
・・・うーむ、これはなんとも形容しがたい味である。実はこのお茶(?)、砂糖に加えて、炭酸や乳酸菌までが入っている代物なのだ。明らかに“昆布茶”としては有り得ないが・・・
新たな炭酸飲料としてはありかも。
そうだ、このお茶のように、アインシュタイン博士と筆者の融合も、アインシュタイン博士そのものとしては有り得なくても、新たな人物としてはありではないか。我田引水極まりない結論だが、これで舌の乾きも解消して意を強くした筆者は、次に頭脳の変化を調べてみたのだ。
【そして頭脳はアインシュタインになれたのか?】
型はバッチリ、と独断で決め付けた筆者が、その頭脳の変化をチェックするために用いたもの、それは一昨日の記事でも紹介したこちらのパズルだ!
・・・そう、あの“SUDOKU(数独)”なのである。
その原型をスイス人数学者が編み出し、日本が起点となって世界的なブームを引き起こしているこのパズル、まさしく日本とスイスの架け橋とも言える。スイスで暮らしたアインシュタイン博士と日本で生まれ育った筆者の融合を試すのに、これほど最適なパズルもあるまい。
筆者がこのために購入した数独パズル雑誌(何故かイギリスもの)の中ほどには、“Andy’s Challenge”なる問題が2問ついている。ちなみにこの“Andy”とは、上の写真にも出ているこの雑誌の聖徳太子のようなキャラクターである。“数独マスター”を自称しているこのAndyは、上の2問をそれぞれ8分と9分で解くらしい。その記録に、お面なしの筆者とお面の力でアインシュタインと化した筆者がチャレンジしてやろうではないか。
【ラウンド1:お面なしの筆者】
まずはお面のない状態でチャレンジだ。ただ、ひょっとすると白衣を着ているだけでも成績に影響するやもしれないので、白衣だけは着用したままでスタート!
この日のために、既にこの雑誌の数独パズルを20問近くは解いて、解法のコツだけは会得した筆者、解答タイムも20分くらいに安定していたのであるが、この問題の結果は・・・
第1問のタイム:22分41秒
(数独マスターAndyの参考タイム:8分)
実はAndy打倒をあまりに気負い過ぎたのか、途中で1箇所ミスしてしまい、その修正で余計に時間を喰ってしまったのだ。とは言え、このミスがなくともおそらくタイムは20分弱、まぁ筆者としては標準的なタイムに終わってしまったのだった。
ではいよいよ、お面の効果を確かめようではないか。
【ラウンド2:アインシュタインお面つきの筆者】
ではお面を着用して2問目にチャレンジ!
・・・しようとは思ったが、さすがにこれでは問題が見えない。目の部分に穴を開けるなど、あまりに惨いので出来なかったのである。そこで致し方なく・・・
・・・お面を頭の上にずらしてスタート!
とは言え、常にあの博士の顔のイメージは忘れない。そのイメージのせいか、雑念が去り、頭も澄んで冴えわたってきたような気がするぞ。かなり快調に数字が埋まっていくではないか。
そしてこの時である。頭上のお面に変化が現れたのだ!
(再現フィルムでお楽しみください)
・・・そう、頭上にずらしてあったお面がどんどん顔の位置の方へ動いてきたのである。筆者の解き方があまりに心もとなくて自分もその目で問題を見ようとしたのか、いずれにしても物凄い一体感ではないか!
・・・まぁ、単に輪ゴムの力と言ってしまえばそれまでなのだが・・・。
そして注目のタイムは!?
・・・な、なんと・・・
第2問のタイム:11分44秒!
(数独マスターAndyの参考タイム:9分)
おおっ!問題が難しくなったにも関わらずタイムは半減!しかもAndyにも肉薄してしまったではないか!
この結果から考えるに、筆者の頭脳がアインシュタイン博士並みになったとは言えないまでも・・・
・・・何故かこのブログで「殿」と呼ばれている筆者とアインシュタイン博士の融合ゆえに・・・
「“アイ~ン”シュタイン」くらいにはなれたのではないだろうか?
では、この記事の締めくくりとして、アイ~ンシュタインさんから一言メッセージを。
「入選、まってるぜ!」
・・・実はこれ、あるポーズの本歌取りなのだが、分からない方はこちらのウェブページをご覧くだされ。道場主さん、どうも失礼いたしました!
正月休みにこんな企画に没頭していた筆者でも見放さないでくれる貴方からのコメント・メールを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でのこのブログはアインシュタイン博士に遠く及ばない模様・・・。というわけで、あまりの無謀な企画に呆れて物も言えなくなった貴方も、アインシュタインの奇跡を信じてしまった貴方も、以下のバナーをクリックしていただかなければ、貴方にも”アイ~ンシュタイン”の扮装を・・・いや、結構癖になりますぞ。皆さんもどうぞ!?
筆者のアホな妄想をおかしな方法で具現化してしまおうというこの企画、第2弾の主人公はこちらだ!
思えば目の前に降臨してきたり(写真左:実はソックリさん)、ワシントンDCでは巨大な彫像となって現れたり(写真中央)、チューリッヒではクマさんにされたり(写真右)と、何かと筆者と因縁の深い(?)アインシュタイン博士。
その頭脳もさることながら、パロディにされるまで皆から愛されている姿は素晴らしい。「親しみやすく理解しにくい賢者」と呼ばれ、あのチャップリンに「あなたに人気があるのは、大衆の誰もがあなたを理解できないからです」と言わしめた博士。そう、ここまで書けばお分かりだろう。今回の筆者の無謀な妄想とは・・・
なのだ。
そんな筆者の目の前に、ワシントンDCで購入したお土産が2つ。
というわけで、早速試してみたのだが・・・
そう、昨日の記事でも紹介したアインシュタイン・マウスパッド(ほぼ原寸大)を使ってお面を作ればいいではないか。いきなり中身までアインシュタイン博士になるのは無理だとしても、まずは型から入るのである。武道の習得でも型から入ると言うではないか。剣道3級の筆者が言うのだからまず間違いない・・・はずだ。
で、早速作ってみたのである。お面。そしてこのお面を着用すれば頭脳までがアインシュタインになれるのか、チェックしてみたのだ!
【まずはアインシュタインに馴染む】
お面の作り方は簡単。あのマウスパッドの両脇に穴を開けて輪ゴムを通すだけである。穴を開けるのにワインオープナーや鼻毛切りバサミを使ったのもどうかとは思うが、とにかくはできたのだ。制作時間はおよそ10分。あの日時計の3時間に較べれば格段の進歩(?)である。
夢の実現に心震わせつつも、まずは試着。上の写真のTシャツではあまりにアインシュタインっぽくないので、Tシャツは白衣に改良してみた。では、その勇姿(?)をどうぞ!
まだまだイメージトレーニングが足りないようだ。そこで今度は「今自分はあのお面の顔なのだ」と必死にイメージしてみたのだが・・・
少なくとも個人的には大進歩だ。まだ馴染んでいないように見えたりするのは、きっとこのお面だけが白黒だからに違いない。そこで写真を少し加工してセピア調にしてみたのだが・・・
・・・と思っているのは筆者だけか。
【中休みで喉?を潤す】
このお面の顔をずっとイメージすると、喉が渇いてきた。いや、正確に言えば、“舌”が乾いてきたのだ。なにせ舌を出しっ放しだからである。これもかなりこの顔が馴染んできた証拠か? その真偽はさておき、ここらで喉、いや、舌を潤すことにしたのだ。この飲み物で。
そうだ、このお茶のように、アインシュタイン博士と筆者の融合も、アインシュタイン博士そのものとしては有り得なくても、新たな人物としてはありではないか。我田引水極まりない結論だが、これで舌の乾きも解消して意を強くした筆者は、次に頭脳の変化を調べてみたのだ。
【そして頭脳はアインシュタインになれたのか?】
型はバッチリ、と独断で決め付けた筆者が、その頭脳の変化をチェックするために用いたもの、それは一昨日の記事でも紹介したこちらのパズルだ!
その原型をスイス人数学者が編み出し、日本が起点となって世界的なブームを引き起こしているこのパズル、まさしく日本とスイスの架け橋とも言える。スイスで暮らしたアインシュタイン博士と日本で生まれ育った筆者の融合を試すのに、これほど最適なパズルもあるまい。
筆者がこのために購入した数独パズル雑誌(何故かイギリスもの)の中ほどには、“Andy’s Challenge”なる問題が2問ついている。ちなみにこの“Andy”とは、上の写真にも出ているこの雑誌の聖徳太子のようなキャラクターである。“数独マスター”を自称しているこのAndyは、上の2問をそれぞれ8分と9分で解くらしい。その記録に、お面なしの筆者とお面の力でアインシュタインと化した筆者がチャレンジしてやろうではないか。
まずはお面のない状態でチャレンジだ。ただ、ひょっとすると白衣を着ているだけでも成績に影響するやもしれないので、白衣だけは着用したままでスタート!
(数独マスターAndyの参考タイム:8分)
実はAndy打倒をあまりに気負い過ぎたのか、途中で1箇所ミスしてしまい、その修正で余計に時間を喰ってしまったのだ。とは言え、このミスがなくともおそらくタイムは20分弱、まぁ筆者としては標準的なタイムに終わってしまったのだった。
ではいよいよ、お面の効果を確かめようではないか。
ではお面を着用して2問目にチャレンジ!
とは言え、常にあの博士の顔のイメージは忘れない。そのイメージのせいか、雑念が去り、頭も澄んで冴えわたってきたような気がするぞ。かなり快調に数字が埋まっていくではないか。
そしてこの時である。頭上のお面に変化が現れたのだ!
・・・そう、頭上にずらしてあったお面がどんどん顔の位置の方へ動いてきたのである。筆者の解き方があまりに心もとなくて自分もその目で問題を見ようとしたのか、いずれにしても物凄い一体感ではないか!
・・・まぁ、単に輪ゴムの力と言ってしまえばそれまでなのだが・・・。
そして注目のタイムは!?
(数独マスターAndyの参考タイム:9分)
おおっ!問題が難しくなったにも関わらずタイムは半減!しかもAndyにも肉薄してしまったではないか!
この結果から考えるに、筆者の頭脳がアインシュタイン博士並みになったとは言えないまでも・・・
・・・何故かこのブログで「殿」と呼ばれている筆者とアインシュタイン博士の融合ゆえに・・・
では、この記事の締めくくりとして、アイ~ンシュタインさんから一言メッセージを。
・・・実はこれ、あるポーズの本歌取りなのだが、分からない方はこちらのウェブページをご覧くだされ。道場主さん、どうも失礼いたしました!
正月休みにこんな企画に没頭していた筆者でも見放さないでくれる貴方からのコメント・メールを心からお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でのこのブログはアインシュタイン博士に遠く及ばない模様・・・。というわけで、あまりの無謀な企画に呆れて物も言えなくなった貴方も、アインシュタインの奇跡を信じてしまった貴方も、以下のバナーをクリックしていただかなければ、貴方にも”アイ~ンシュタイン”の扮装を・・・いや、結構癖になりますぞ。皆さんもどうぞ!?
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2006-01-20 07:40
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