2005年 12月 30日
【スイスの消火栓 -特殊な消火栓編その1-】
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さて、皆さん・・・
Bienvenue au monde des postes d'incendie !
・・・というわけで、四度仏語に逆戻りしてしまった呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。独語なら辞書があるのだが、どうも仏語は形容詞すらサッパリの筆者なので、引き続きちょっと違う仏語の形容詞も誰か教えてくれ!(常に他人任せの筆者)
さて、今回のテーマであるが、本日はこれが最初で最後になるかもしれない・・・
「スイスの”特殊な(?)消火栓”編」
をお送りしてみたい。そう、今までに紹介してきた消火栓とはさっぱり形の違うものたちの紹介なのだ。いや、正確に言うと、一部を除けば単に水道栓やポンプといった類のものたちなのだが、これらとて消火の際にも役立つかもしれないではないか。というわけで、今回は疑惑の眼でお読みいただければ筆者も本望だ。なお、最後には正真正銘の消火栓の珍品(?)も登場予定だぞ!
ではいこう。まずはリースタルで発見した、どう見ても消火栓ではなくてポンプだろう、という一品。
・・・なんとなくクラシックというか、懐かしさを感じさせるこの消火栓(?)、おそらくは地下水を汲み上げるポンプみたいなものかと思われる。あの頭の上についているハンドルを上下に動かせば、地下から水を汲み上げる仕組みになっているに違いない。
意味もなくアップで見ると・・・
・・・なんとなく”顔”のように見えてくるから不思議だ。ほれ、あの蛇口が鼻で、ハンドルはチョンマゲというか、ロン毛に見えたりはいたしませぬか?
このタイプのポンプはときどき見かけたりする。例えばハイデンで見つけたこちら。
・・・これは公園にあった消火栓もどきのポンプだ。よく見ると、微妙に使用中なのである。あの蛇口に取り付けてあるホースの先から水がちょろちょろ流れているのが見えまするか?ただ、この作品、水の流出をコントロールするハンドルがどこにあるのかが不思議なのだが・・・
ハイデンにはリースタルと同じタイプのものもあった。
・・・これは民家の庭にあったものだが、清潔そうなホワイトカラーの一品である。ネコのモニュメントまで付属している可愛らしい作品なのだ。その下は明らかに井戸っぽい。やはりこれは地下水を汲み上げるためのポンプなのか。これはおそらく家庭菜園への給水用であろう。
お次はアンデルフィンゲンのダムというか、川の堰で発見したこちら。
・・・これは上の作品たちに較べるとかなり消火栓っぽい一品だ。頭のハンドルがかなりお茶目だぞ。まるで”タケコプター”ではないか。しかもこれも使用中なのだ。うーむ、堰き止めてある川の水でも放出しているのか。
意外なところにあるのがこちら。
・・・これはチューリッヒ中央駅の構内にあった消火栓というか、水道栓である。非常にスリムなタイプなのだ。そのせいか、この緑のハンドル、まるでマーガレットあたりの花のようには見えませぬか?そしてこれもホースが繋いである使用中のものなのだ。
うーむ、本物の消火栓よりもよく使用されているのはどうしたわけか?まぁ、消火栓は本来の目的からすれば、あまり使われない方が良かったりもするのだが・・・。ちなみに使用中の消火栓(正真正銘の本物)は1月の末頃にも50回記念記事として大々的に紹介予定なのだ。どうかお楽しみに(?)。
さて、ここからは正真正銘の消火栓(ちゃんと”Hydrant”との記述があるもの)、しかもかなり特殊なもの(?)の紹介である。まずは筆者を深く落ち込ませたバーゼル中心部で見つけたこちらからどうぞ!
・・・そう、バーゼルの街の中心部にはあのひょうきんな消火栓たちはいないのである。全部こんな風に地下に埋まっているタイプなのだ。上に写っている赤プレートに”Hydrant”の記述がある以上、やはりこれが消火栓だったりするのである。
これのもっとデカイ奴がこちら。
・・・マンホール級の大きさだが、これにもちゃんと”Hydrant”との記述が・・・。しかもタバコの吸殻つきだ。うーむ、あまりに哀しくなってしまった筆者は、思わず自分の足まで写してしまったではないか。
さて、今回も次が最後の紹介である。
筆者を愕然とさせたバーゼルに対し、狂喜乱舞させてくれたのがアルボンなのだ。それも街中ではない。博物館の中なのである。
筆者が発見した中で最も珍品と言える消火栓、それはこちらなのだ!
・・・そう、これは博物館の展示物の1つである
”19世紀のクラシック消火栓”
なのである。消防の歴史のコーナーに展示されていた一品なのだ。昔はこんなにスリムだったのか。というか、どれがハンドルでどれが採水弁なのやらサッパリ分からない一品だったりするのだが、展示物の説明には明らかに”Hydrant”と銘記してあった、珍品中の珍品なのである。
既に旧型の珍品になりつつある筆者をリフレッシュさせてくれるようなコメント・メールを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でもこのブログは皆に忘れ去られつつある珍品のようです・・・。というわけで、水が出たら何でもええんかい!と憤慨した貴方も、それは抜きにしても今回のテーマは苦しいやろう・・・と思ってしまった貴方も、下のバナーのクリックしていただかなければ、筆者の”甘えん坊将軍”改め”可変式消火栓”からも激しく放出します。小さなボヤくらいなら消せるかもしれません。
・・・というわけで、四度仏語に逆戻りしてしまった呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。独語なら辞書があるのだが、どうも仏語は形容詞すらサッパリの筆者なので、引き続きちょっと違う仏語の形容詞も誰か教えてくれ!(常に他人任せの筆者)
さて、今回のテーマであるが、本日はこれが最初で最後になるかもしれない・・・
をお送りしてみたい。そう、今までに紹介してきた消火栓とはさっぱり形の違うものたちの紹介なのだ。いや、正確に言うと、一部を除けば単に水道栓やポンプといった類のものたちなのだが、これらとて消火の際にも役立つかもしれないではないか。というわけで、今回は疑惑の眼でお読みいただければ筆者も本望だ。なお、最後には正真正銘の消火栓の珍品(?)も登場予定だぞ!
ではいこう。まずはリースタルで発見した、どう見ても消火栓ではなくてポンプだろう、という一品。
意味もなくアップで見ると・・・
このタイプのポンプはときどき見かけたりする。例えばハイデンで見つけたこちら。
ハイデンにはリースタルと同じタイプのものもあった。
お次はアンデルフィンゲンのダムというか、川の堰で発見したこちら。
意外なところにあるのがこちら。
うーむ、本物の消火栓よりもよく使用されているのはどうしたわけか?まぁ、消火栓は本来の目的からすれば、あまり使われない方が良かったりもするのだが・・・。ちなみに使用中の消火栓(正真正銘の本物)は1月の末頃にも50回記念記事として大々的に紹介予定なのだ。どうかお楽しみに(?)。
さて、ここからは正真正銘の消火栓(ちゃんと”Hydrant”との記述があるもの)、しかもかなり特殊なもの(?)の紹介である。まずは筆者を深く落ち込ませたバーゼル中心部で見つけたこちらからどうぞ!
これのもっとデカイ奴がこちら。
さて、今回も次が最後の紹介である。
筆者を愕然とさせたバーゼルに対し、狂喜乱舞させてくれたのがアルボンなのだ。それも街中ではない。博物館の中なのである。
筆者が発見した中で最も珍品と言える消火栓、それはこちらなのだ!
なのである。消防の歴史のコーナーに展示されていた一品なのだ。昔はこんなにスリムだったのか。というか、どれがハンドルでどれが採水弁なのやらサッパリ分からない一品だったりするのだが、展示物の説明には明らかに”Hydrant”と銘記してあった、珍品中の珍品なのである。
既に旧型の珍品になりつつある筆者をリフレッシュさせてくれるようなコメント・メールを切にお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でもこのブログは皆に忘れ去られつつある珍品のようです・・・。というわけで、水が出たら何でもええんかい!と憤慨した貴方も、それは抜きにしても今回のテーマは苦しいやろう・・・と思ってしまった貴方も、下のバナーのクリックしていただかなければ、筆者の”甘えん坊将軍”改め”可変式消火栓”からも激しく放出します。小さなボヤくらいなら消せるかもしれません。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-12-30 07:54
| スイス消火栓コレクション