2005年 08月 25日
【スイスマイナー旅行記 -サンモリッツのホテルサービス編-】
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本日は「スイスマイナー旅行記」のコーナーである。
それも今回は番外編なのだ。先日のサンモリッツへの夏期休暇旅行では、貧乏な筆者も奮発して、とある5つ星ホテルに宿泊したのだが、セレブには無縁の筆者には何故かここのサービスが爆笑物だったのである。高級なホテルに泊まり慣れている方には当然のサービスなのかもしれないが、ここでは筆者の「おのぼりさん」ぶりを笑っていただきたい。
さて、筆者が宿泊したホテルはここだ!
・・・敢えて名は伏せるが(写っているので意味ないではないか、との声もあり)、これはサンモリッツのドルフ地区の端にあるホテルである。言うまでもないと思うが、下に写っている列車に宿泊したのではないぞ。建物の中でも一番上に聳えているあのホテルに泊まったのだ。実はここ、この地区では最もリーズナブル(?)な5つ星ホテルなのである。
予約した部屋はもちろんレイク・ビュー。部屋からはこのようにサンモリッツ湖が望めるのだ。
・・・ちなみに左下に写っているのがサンモリッツ駅である。
このホテル、朝食を除いては居心地の良い素晴らしいホテルであった。ビュッフェ形式だった朝食には、ゆで卵を除いて温かいものは並んでいなかったのだ。他の温かい卵料理(目玉焼きやスクランブルエッグ・オムレツなど)は注文すると出てくるのだが、ほぼ全てを試したものの味付けがあっさりとしすぎていた。しかし、である。ここではこんな些細なことはどうでもよくなるようなサービス群が筆者を待ち構えていたのだ!
【サービスその1・お部屋には果物を】
チェックインしたばかりの筆者を待ち受けていたのはこちらの果物サービスだ。
・・・テーブルの上には綺麗に包装された果物たちが! 無論、これは無料のサービスである。好きなだけ喰っていいのだ。
ただしこの果物、滞在した4日間の間に取り替えられることはなかった。まぁ、そこまで望むのは贅沢というものであろう。ただこの果物、貧乏性の筆者にはどうしても・・・
入院患者さんへのお見舞い品
に見えてしまったことは否定できない。まぁ、筆者もある意味病気みたいなものだからいいのであるが・・・。これ以外には、ミネラルウォーター(炭酸入り及び炭酸抜き)がサービスで提供されていた。このミネラルウォーターも飲み干さない限りは交換されないのではあるが。
【サービスその2・枕元にはチョコレート】
これは普通のサービスであろうが、ベッドメイキングの際、枕元には必ず小さな板チョコが添えられていた。しかもこのチョコ、ちゃんとホテルのロゴ入りの一品なのである。
・・・ちなみにこれは筆者が勝手に果物用のお皿にコーディネートしたもの。2日間分のチョコレートを貯めて撮影したものだ。結局、滞在中は1つも口にしなかったので、貧乏性の筆者は1つ残らずこちらに持って帰ってきてしまった。今でも冷蔵庫に眠っているので、御希望の方はどうぞ!?
【サービスその3・日本語で御挨拶】
やはり日本からの観光客が多いせいであろうか、ホテルマンの中には日本語で話し掛けてくれる人もいたりしたのだ。まあ、挨拶程度のものなので、ビックリするには当たらないのであるが、1つだけ「それは違うだろう」という挨拶があったので、ここに記しておきたい。
ある日のこと、筆者が朝食を終えて部屋へ帰ろうとしたときだ。あるホテルマンの方が、笑顔で筆者にこう語りかけたのであった。
「ゴチソウサマ~」
・・・い、いや、筆者は彼に食べられた記憶はないのであるが・・・。
【サービスその4・送迎はリムジンで】
筆者がサンモリッツの駅に到着したときのことだ。このホテルは無論送迎つきなので、駅から「迎えに来てくれ」と電話を掛けたのであるが、その返答に狂喜乱舞してしまったのだ!
「ではグリーンのリムジンでお迎えにあがりますので」
・・・リ、リムジン!貧乏な筆者は乗ったこともない車ではないか!!筆者はワクワクしながらリムジンを待ったのであるが、やってきたのはこの車だった。
・・・うーむ、ベンツであることは否定しないが、これはリムジンではなかろう。リムジンでは。筆者はガッカリしながらこれに乗せてもらったのであった。
さて、帰りである。最終日にチェックアウトした筆者は、荷物をホテルに預けておいて、帰りの列車の時刻にサンモリッツの駅まで届けてくれるように頼んだのだ。そのトランクだけが乗ってきたのがこちらの車だったのである!
・・・あ、あるやん、リムジン・・・。
何故か筆者のトランクだけが乗ることのできたリムジン。どうやら筆者本人よりもトランクの方が上客だったようだ。
【サービスその5・パジャマも優雅にコーディネート】
さて、最後は筆者が思わず爆笑してしまったサービスである。滞在中のある日のことだ。筆者は自分の安物パジャマをベッドに置いたまま出かけてしまったらしい。もちろん、脱ぎ捨てていったわけではない。変なところでお行儀のいい筆者は、きちんと畳んでから出かけたのだ。
その畳んでベッドに放置してしまった筆者の安物パジャマ、帰ってきたらこんな風に変身していたのだ!
・・・枕元には例のチョコレートがいつものように置いてあったのだが、ビックリしたのはパジャマの畳み方の変貌ぶりだ。な、なんだ、この高級服の展示のようなディスプレイは・・・。
ちなみにこれ、スイスで最も安いスーパー「Migros」で最も安かったパジャマである。この激安パジャマがこんな風にお上品にコーディネートされるとは・・・。ひとしきり爆笑した筆者は、角度も変えて撮影してみたのであった。
・・・うーむ、ウェストの絞り具合も素敵だぞ。筆者はこんな細いウェストではないが・・・。脚の跳ね方もワンダフル。とは言え、冷静になってみると、これはどうも・・・
殺人現場における死体の位置
を示したマーキングに見えてしまうのは気のせいか。やはり筆者はこんなセレブなサービスには慣れぬようである。
せっかくの高級なサービスも笑い飛ばしてしまった超庶民的な筆者に何でもいいからコメント・メールを切に切に期待している。
*庶民といえども「人気ブログランキング」には堂々と(?)参加中。参加することに意義があったりなかったり。さて、こんなサービスには慣れっこのセレブな貴方はもちろん、こんな記事にされるなら筆者の代わりにサービスを受けてやればよかったと憤慨している貴方も、以下のバナーをクリックしていただければ、筆者も貴方に極上のサービスを提供します。ええ、それはもうたっぷりと。
★ちなみにこのパジャマが再び登場する「ワシントンDCのホテルサービス編」はこちらを、「英国のホテルサービス編」はこちらを、さらに「イタリアのホテルサービス編」はこちらをクリック!
それも今回は番外編なのだ。先日のサンモリッツへの夏期休暇旅行では、貧乏な筆者も奮発して、とある5つ星ホテルに宿泊したのだが、セレブには無縁の筆者には何故かここのサービスが爆笑物だったのである。高級なホテルに泊まり慣れている方には当然のサービスなのかもしれないが、ここでは筆者の「おのぼりさん」ぶりを笑っていただきたい。
さて、筆者が宿泊したホテルはここだ!
予約した部屋はもちろんレイク・ビュー。部屋からはこのようにサンモリッツ湖が望めるのだ。
このホテル、朝食を除いては居心地の良い素晴らしいホテルであった。ビュッフェ形式だった朝食には、ゆで卵を除いて温かいものは並んでいなかったのだ。他の温かい卵料理(目玉焼きやスクランブルエッグ・オムレツなど)は注文すると出てくるのだが、ほぼ全てを試したものの味付けがあっさりとしすぎていた。しかし、である。ここではこんな些細なことはどうでもよくなるようなサービス群が筆者を待ち構えていたのだ!
【サービスその1・お部屋には果物を】
チェックインしたばかりの筆者を待ち受けていたのはこちらの果物サービスだ。
ただしこの果物、滞在した4日間の間に取り替えられることはなかった。まぁ、そこまで望むのは贅沢というものであろう。ただこの果物、貧乏性の筆者にはどうしても・・・
に見えてしまったことは否定できない。まぁ、筆者もある意味病気みたいなものだからいいのであるが・・・。これ以外には、ミネラルウォーター(炭酸入り及び炭酸抜き)がサービスで提供されていた。このミネラルウォーターも飲み干さない限りは交換されないのではあるが。
【サービスその2・枕元にはチョコレート】
これは普通のサービスであろうが、ベッドメイキングの際、枕元には必ず小さな板チョコが添えられていた。しかもこのチョコ、ちゃんとホテルのロゴ入りの一品なのである。
【サービスその3・日本語で御挨拶】
やはり日本からの観光客が多いせいであろうか、ホテルマンの中には日本語で話し掛けてくれる人もいたりしたのだ。まあ、挨拶程度のものなので、ビックリするには当たらないのであるが、1つだけ「それは違うだろう」という挨拶があったので、ここに記しておきたい。
ある日のこと、筆者が朝食を終えて部屋へ帰ろうとしたときだ。あるホテルマンの方が、笑顔で筆者にこう語りかけたのであった。
・・・い、いや、筆者は彼に食べられた記憶はないのであるが・・・。
【サービスその4・送迎はリムジンで】
筆者がサンモリッツの駅に到着したときのことだ。このホテルは無論送迎つきなので、駅から「迎えに来てくれ」と電話を掛けたのであるが、その返答に狂喜乱舞してしまったのだ!
・・・リ、リムジン!貧乏な筆者は乗ったこともない車ではないか!!筆者はワクワクしながらリムジンを待ったのであるが、やってきたのはこの車だった。
さて、帰りである。最終日にチェックアウトした筆者は、荷物をホテルに預けておいて、帰りの列車の時刻にサンモリッツの駅まで届けてくれるように頼んだのだ。そのトランクだけが乗ってきたのがこちらの車だったのである!
何故か筆者のトランクだけが乗ることのできたリムジン。どうやら筆者本人よりもトランクの方が上客だったようだ。
【サービスその5・パジャマも優雅にコーディネート】
さて、最後は筆者が思わず爆笑してしまったサービスである。滞在中のある日のことだ。筆者は自分の安物パジャマをベッドに置いたまま出かけてしまったらしい。もちろん、脱ぎ捨てていったわけではない。変なところでお行儀のいい筆者は、きちんと畳んでから出かけたのだ。
その畳んでベッドに放置してしまった筆者の安物パジャマ、帰ってきたらこんな風に変身していたのだ!
ちなみにこれ、スイスで最も安いスーパー「Migros」で最も安かったパジャマである。この激安パジャマがこんな風にお上品にコーディネートされるとは・・・。ひとしきり爆笑した筆者は、角度も変えて撮影してみたのであった。
を示したマーキングに見えてしまうのは気のせいか。やはり筆者はこんなセレブなサービスには慣れぬようである。
せっかくの高級なサービスも笑い飛ばしてしまった超庶民的な筆者に何でもいいからコメント・メールを切に切に期待している。
*庶民といえども「人気ブログランキング」には堂々と(?)参加中。参加することに意義があったりなかったり。さて、こんなサービスには慣れっこのセレブな貴方はもちろん、こんな記事にされるなら筆者の代わりにサービスを受けてやればよかったと憤慨している貴方も、以下のバナーをクリックしていただければ、筆者も貴方に極上のサービスを提供します。ええ、それはもうたっぷりと。
★ちなみにこのパジャマが再び登場する「ワシントンDCのホテルサービス編」はこちらを、「英国のホテルサービス編」はこちらを、さらに「イタリアのホテルサービス編」はこちらをクリック!
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-08-25 06:41
| スイスマイナー旅行記