2005年 08月 12日
【スイスの消火栓 -人生裏街道編-】
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さて、皆さん・・・
~めくるめく消火栓の世界へようこそ・・・~
・・・というわけで、もっと「世にも不思議な物語」のような雰囲気にはならないかと思案中の呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。
これまでは形態・色・ペイントアート・周辺状況・・・などのテーマ毎にお送りしてきてこのコーナーであるが、今回のテーマはそのどれにも属さない一風変わったものである。消火栓そのものを楽しんでもらうつもりなのだが、その楽しむべき点が形でも色でもペイントでもないのだ。
そう、今回皆さんに注目してもらいたいのは・・・
「消火栓の貧相っぷり」
なのである。スイスの消火栓の中には、発見して「おおっ!」と驚き喜ばせてくれるものもあれば、「な、なんじゃ、こりゃ・・・」とこっちまでが情けなくなってくる貧相なやつらもいるのである。思わず人生(消火栓生?)の悲哀を感じさせてしまい、自分とよく似た境遇に思わず共感してしまう消火栓、それでいて彼らなりに必死で生きている消火栓・・・本日はそんな「人生裏街道」のような消火栓たちをじっくりとお楽しみいただきたい。
なお、これまでの華やかな消火栓を鑑賞したい・・・という陽気な読者の方は、是非こちらの過去記事群を御覧下され。
では、今回の「貧相編」、まずは見た目は普通のこちらから。
・・・これはサルガンスで発見したもの。一般的な消火栓にしか見えないかもしれないが、実は首から上の赤い塗料が見事に剥げ落ちているのだ。まるですれ違う人々からは注目されないものの、人生に疲れて肌の荒れてしまった女性、はたまたストレスで頭髪の薄くなった男性を思わせる、実に味わい深い一品である。
次は小物1つで貧相感が倍増しているこちら。
・・・チューリッヒにある全くもって普通の消火栓も、頭にかけたタオル1つで見事に貧相に化けてしまうのだ。うーむ、そうであるな、まるで真夏にもスーツを着て外回り、あまりの暑さにハンカチで日差しを防ぐ・・・というようなサラリーマンの悲哀に溢れた一品、とでもなろうか。
更には貧相を通り越して不気味さ漂うこの消火栓。
・・・これもチューリッヒ、しかも筆者のアパートのすぐ近くに佇む一品。首のあたりから垂れ下がった何かの液体が、貧相さを見事に表現した作品だ。首から汗の滴り落ちる真夏の作業員、といった感じか。しかし、これを汗と見ないで血と見てしまうと、貧相さを通り越して一気に恐怖感溢れるホラーな作品になってしまう。そう見ると、彼はまるで首から血を流した何かの被害者ではないか。
本日最後にお送りするのは、全身で貧相さを表現するブックスに佇むこの作品だ!
・・・これは凄いぞ。綺麗な白だったはずの頭部は塗料が剥げ、しかも全身に錆が浮いてしまっているのだ。人生の夢破れ、もはやボロボロになってしまった消火栓というところか。あまりの悲哀さに涙なしでは見れない消火栓だ。
実は彼の周囲には「花」が咲いていた。彼のこの貧相さも、花の美しさ、華麗さを引き立てることくらいはできるはずだ。消火栓には誰だって取り柄があるはずなのだ。そう思ってシャッターを切ったのだが・・・
・・・何故か綺麗な花までが貧相に見える結果になってしまった。
しかし、である。筆者は言いたい。負けるな、君たちよ!人生の1度や2度の失敗がなんだ!火事という未曾有の危機に襲われたときこそ、君たちは光り輝くのだ!
・・・たぶんこれらの消火栓にも劣らないほど貧相な筆者を光り輝かせてくれるようなコメント・メールをお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でも情けない姿を晒しております・・・。人生に疲れつつも希望を失っていない貴方も、順風満帆な人生をエンジョイしている羨ましい貴方も、下のバナーをクリックしていただければ、筆者が貴方を更に光り輝かせます。いや、筆者が隣に立つだけで相対的に輝ける、という算段ですが。
・・・というわけで、もっと「世にも不思議な物語」のような雰囲気にはならないかと思案中の呼び掛けとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーである。
これまでは形態・色・ペイントアート・周辺状況・・・などのテーマ毎にお送りしてきてこのコーナーであるが、今回のテーマはそのどれにも属さない一風変わったものである。消火栓そのものを楽しんでもらうつもりなのだが、その楽しむべき点が形でも色でもペイントでもないのだ。
そう、今回皆さんに注目してもらいたいのは・・・
なのである。スイスの消火栓の中には、発見して「おおっ!」と驚き喜ばせてくれるものもあれば、「な、なんじゃ、こりゃ・・・」とこっちまでが情けなくなってくる貧相なやつらもいるのである。思わず人生(消火栓生?)の悲哀を感じさせてしまい、自分とよく似た境遇に思わず共感してしまう消火栓、それでいて彼らなりに必死で生きている消火栓・・・本日はそんな「人生裏街道」のような消火栓たちをじっくりとお楽しみいただきたい。
なお、これまでの華やかな消火栓を鑑賞したい・・・という陽気な読者の方は、是非こちらの過去記事群を御覧下され。
では、今回の「貧相編」、まずは見た目は普通のこちらから。
次は小物1つで貧相感が倍増しているこちら。
更には貧相を通り越して不気味さ漂うこの消火栓。
本日最後にお送りするのは、全身で貧相さを表現するブックスに佇むこの作品だ!
実は彼の周囲には「花」が咲いていた。彼のこの貧相さも、花の美しさ、華麗さを引き立てることくらいはできるはずだ。消火栓には誰だって取り柄があるはずなのだ。そう思ってシャッターを切ったのだが・・・
・・・何故か綺麗な花までが貧相に見える結果になってしまった。
しかし、である。筆者は言いたい。負けるな、君たちよ!人生の1度や2度の失敗がなんだ!火事という未曾有の危機に襲われたときこそ、君たちは光り輝くのだ!
・・・たぶんこれらの消火栓にも劣らないほど貧相な筆者を光り輝かせてくれるようなコメント・メールをお待ちしている。
*「人気ブログランキング」でも情けない姿を晒しております・・・。人生に疲れつつも希望を失っていない貴方も、順風満帆な人生をエンジョイしている羨ましい貴方も、下のバナーをクリックしていただければ、筆者が貴方を更に光り輝かせます。いや、筆者が隣に立つだけで相対的に輝ける、という算段ですが。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-08-12 06:19
| スイス消火栓コレクション