2005年 07月 22日
【スイスの消火栓番外編 -フランスの消火栓編その3-】
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さて、早いもんで今週ももう金曜日がやってきた。ということは、存続の危機にある例の呼びかけから始めねばなるまい。
皆の衆、呆れながらも見てるかな??
・・・というわけで、そろそろ抜本的改革を迫られている呼びかけとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」コーナーなのだ。もちろん今回も番外編、あのおフランスの消火栓紹介の第3回目なのだ。
前々回から「基礎編」、「応用編」とおフランスものを紹介してきたが、今回は「えっ?これ消火栓??」という謎の物件をお届けしたい。今までのおフランスものとは形態が全く異なるうえに、消火栓かどうかも疑わしいものたちなのだ。恐らくは公式の消火栓ではなく、「消火」以外の別の用途で使用する私的な「水道栓」の類なのである。いわば今回は番外編の番外編、「超番外編」なのだ。なお、今回ご紹介する物件たちも、あのサン・ルイで発見したものであることは言うまでもない。
なお、超番外編などでなくストレートなスイス消火栓を楽しみたい方は、こちらの過去記事群を御覧下され。
ではまずは1品目からどうぞ。
・・・これはメインストリートにあるアーケードの植物プランター近くに備え付けてあった物件。形状から考えて、「水を供給する装置=水道栓」であることは間違いないとは思うが、消火栓かどうかは疑わしい。恐らくは植物に水を遣ることがその使命だと思われる。
形態は本家の消火栓と較べるととてもキュートだ。まるで縦長のヤカンか旧式の魔法瓶といった雰囲気である。話はいきなりすっ飛ぶが、「魔法瓶」というのは凄い命名だとは思わないか? 「魔法の瓶」だぞ、魔法の。皆は何気なくお湯を沸かして保温しているであろうが、あれは「魔法」なのだ。
・・・い、いかん。話が逸れすぎた。元に戻そう。
この物件、鼻の下を伸ばした面長オジサンにも見えないことはない。頭頂部の取っ手が帽子を連想させるではないか。何となくであるが、消防士を連想してしまったのは筆者だけか?これなら本家と違ってペイントもしやすそうだ。本家もこんなデザインにすればよかったのに。
続いてはどんどん怪しくなる2品目。
・・・これも植え込みの奥に備えてあったもの。どこから水が出るのかはいざ知らず、多分水道栓の1種だと思うのだが、どうであろうか?形態も1品目に似てはいまいか?カラーリングも同じグリーン系でコックもあるし、しかも下部にある蝶番などは同じだぞ。前部の蓋を開ければ採水弁が出てくる仕組みだと思えるのだが・・・。
・・・これが水道栓でなければもはや謝る他に道はない。
そして最後は、もはや水道栓かどうかも疑わしいこちらだ!
・・・妙にボロいくせにメカニックなこの物件、団地のような鉄筋コンクリートのアパート群の脇に備えられていたものだ。発見した瞬間は「これは水道栓の1種に違いないっ!」と神の啓示を思わせる閃きが駆け巡ったのであるが、じっくり見てみるとかなり怪しい。最初の自信もどんどんなくなって底をついてきた。
これ、どうやら上部および前部を覆っていたと思われる蓋が取れてしまったらしい。ある意味透け透けのスケルトンである。きっと上部の出っ張りがコックで、下部の黄緑色の出っ張りから水が出るのでは?と思うのであるが・・・。これに蓋があったとすれば、なんとなく上の物件たちに似てはおらぬか?そう言えば下にある銀杏型の紋章も1品目と似ているような気が・・・。
・・・見苦しい言い訳はこの辺にしておこう。これが水道栓でなかった場合には、筆者は潔く腹を切る覚悟!・・・などできていないことだけは銘記しておきたい。
以上でフランス編は一応の終了である。もしもう1度フランスに行くことでもあれば復活するかもしれないが、それまではしばしのお別れだ。というわけで、来週からは本来のスイス編に戻るぞ!未発表ネタはまだまだ100体以上(この前数えてビックリ)、これからも金曜のこのコーナーから目を離すな!
実は今回の水道栓のように見かけだけではその正体が分からない筆者にファンコメント・ファンメールをお待ちしている。まだ見ぬ読者の方々も是非是非御連絡くだされ!
*「人気ブログランキング」でのあまりの落ち込みに、筆者の嗜好のオタクさを反省したり、クリックしてくれている読者の皆様に悪いと思ったり・・・。こんな筆者にも水を遣ろうという優しい心根の貴方も、服装でもスケルトンが大好きな筆者似の貴方も、下のバナーをクリックしていただけると、反省をすぐに忘れて有頂天になります。勘違いします。いや、筆者の人生そのものが勘違いですが。
・・・というわけで、そろそろ抜本的改革を迫られている呼びかけとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」コーナーなのだ。もちろん今回も番外編、あのおフランスの消火栓紹介の第3回目なのだ。
前々回から「基礎編」、「応用編」とおフランスものを紹介してきたが、今回は「えっ?これ消火栓??」という謎の物件をお届けしたい。今までのおフランスものとは形態が全く異なるうえに、消火栓かどうかも疑わしいものたちなのだ。恐らくは公式の消火栓ではなく、「消火」以外の別の用途で使用する私的な「水道栓」の類なのである。いわば今回は番外編の番外編、「超番外編」なのだ。なお、今回ご紹介する物件たちも、あのサン・ルイで発見したものであることは言うまでもない。
なお、超番外編などでなくストレートなスイス消火栓を楽しみたい方は、こちらの過去記事群を御覧下され。
ではまずは1品目からどうぞ。
形態は本家の消火栓と較べるととてもキュートだ。まるで縦長のヤカンか旧式の魔法瓶といった雰囲気である。話はいきなりすっ飛ぶが、「魔法瓶」というのは凄い命名だとは思わないか? 「魔法の瓶」だぞ、魔法の。皆は何気なくお湯を沸かして保温しているであろうが、あれは「魔法」なのだ。
・・・い、いかん。話が逸れすぎた。元に戻そう。
この物件、鼻の下を伸ばした面長オジサンにも見えないことはない。頭頂部の取っ手が帽子を連想させるではないか。何となくであるが、消防士を連想してしまったのは筆者だけか?これなら本家と違ってペイントもしやすそうだ。本家もこんなデザインにすればよかったのに。
続いてはどんどん怪しくなる2品目。
・・・これが水道栓でなければもはや謝る他に道はない。
そして最後は、もはや水道栓かどうかも疑わしいこちらだ!
これ、どうやら上部および前部を覆っていたと思われる蓋が取れてしまったらしい。ある意味透け透けのスケルトンである。きっと上部の出っ張りがコックで、下部の黄緑色の出っ張りから水が出るのでは?と思うのであるが・・・。これに蓋があったとすれば、なんとなく上の物件たちに似てはおらぬか?そう言えば下にある銀杏型の紋章も1品目と似ているような気が・・・。
・・・見苦しい言い訳はこの辺にしておこう。これが水道栓でなかった場合には、筆者は潔く腹を切る覚悟!・・・などできていないことだけは銘記しておきたい。
以上でフランス編は一応の終了である。もしもう1度フランスに行くことでもあれば復活するかもしれないが、それまではしばしのお別れだ。というわけで、来週からは本来のスイス編に戻るぞ!未発表ネタはまだまだ100体以上(この前数えてビックリ)、これからも金曜のこのコーナーから目を離すな!
実は今回の水道栓のように見かけだけではその正体が分からない筆者にファンコメント・ファンメールをお待ちしている。まだ見ぬ読者の方々も是非是非御連絡くだされ!
*「人気ブログランキング」でのあまりの落ち込みに、筆者の嗜好のオタクさを反省したり、クリックしてくれている読者の皆様に悪いと思ったり・・・。こんな筆者にも水を遣ろうという優しい心根の貴方も、服装でもスケルトンが大好きな筆者似の貴方も、下のバナーをクリックしていただけると、反省をすぐに忘れて有頂天になります。勘違いします。いや、筆者の人生そのものが勘違いですが。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-07-22 06:53
| スイス消火栓コレクション