2005年 07月 15日
【スイスの消火栓番外編 -フランスの消火栓編その2-】
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うーむ、ようやく週末ボケが解消されてきたと思ったら、もう金曜日ではないか。ということは、もはや誰も聞いていない例の呼びかけから始めねばならない。
皆の衆、ひょっとしてお待たせした??
・・・というわけで、そろそろやめる潮時かと考えている呼びかけとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」コーナーなのだ。それも前回に引き続き番外編なのである。そう、あの高貴な(?)おフランスの消火栓紹介の第2回目なのだ。
前回は「基礎編」と称して、おフランスの消火栓の代表的な3形態をお示ししたが、今回は「応用編」である。先週紹介したタイプ1とタイプ2の中にも、色や形のチト変わったものたちもいたのだ。なお、今回御紹介する消火栓たちも全てあのサン・ルイで発見したものであることは言うまでもない。
まずは復習だ。こちらが典型的な(?)タイプ1である。
・・・この街だけかもしれないが、色は圧倒的にこのくすんだ赤色というかオレンジ色のものが多かった。
しかし中には少しだけ変わった色のものもいる。
・・・殆ど同じやん、と思った諸君、確かにその通りだ。だがこれ、少しピンクっぽくはないか?まぁ、単に年月によるペンキの変色具合が違うだけなのかもしれないが・・・。
そしてこちらはシルバーだ。
・・・もともとはこんな色なのかもしれない。皆さんは下部に少しだけ塗られた赤ペンキには気付かれただろうか?同じような色だから目立たなかったものの、実は先の赤バージョンでもこの下部の赤ペンキは存在していたのである。これはどうやら個体番号を書き直した跡らしい。もともと下に書いてあった古い番号が消されて、上部に新たな番号が付け加えられたようだ。この街では消火栓の再編成があったのかもしれない。
そんな再編成からも忘れ去られた消火栓がこちら。
・・・これはフランス国鉄の駅のそばにあったものなのだが、見事に番号が欠落している。比較的重要な場所にあるというのに、何故に忘れ去られてしまったのだ?
そしてタイプ1の秘密を示唆する衝撃の消火栓がこちらだ!
・・・こ、これは凄い。あの仕組みが謎だった蓋が開けられている上に、何故か90度回転の上で蓋が置かれてしまっているのだ。なるほど、どうやらこういう風に開けるらしい。しかも内部の一部までが丸見えだ。中に見えるのは採水弁。どうやらその腹部に隠されていたようだ。サイコガンダムの腹部ビーム砲みたいなものか?
悪戯で使われることを防止するためだとは思うが、隠し方がスイスと逆なところが面白い。スイスでは採水弁を開くコックがその頭部に隠されているのに、フランスでは採水弁自体が隠されていたのだ。コックは剥き出しのくせに。
さて、お次はタイプ2である。こちらには何故か塗りの甘い一品が多かった。
例えばこちら。
・・・これは上部、右のこめかみ(?)辺りの塗りが甘いタイプ。これも下部にあった古い番号が消されているのにも注目だ。
そしてこちらは・・・
何故か頭部と顔面にまで赤ペンキが塗られかけてしまったタイプ。おまけに下部は塗りが中途半端なところで終わってしまっているのだ。うーむ、もっとちゃんと仕事しろよ、と語りかけたくなる一品だ。いや、消火栓に語りかけても仕方がないのであるが・・・。
そして最後はこちら!
・・・見てもお分かりの通り、「黒ハチマキ」タイプなのだ。黒いガムテープで上部が固定されてしまっているのである。よく見るとこれもかなり塗りが甘い。頭頂部にも赤ペンキが付着しているし、下部の一部は塗られずに放置されたままだ。このタイプ2、どうやって開けるのかは未だに謎だが、こんなグルグル巻きで開けることは可能なのだろうか?いざと言うときに開けれぬのでは消火栓の意味がないと思うのだが・・・。
・・・残念ながら、この街ではフランスのペイントアート消火栓は発見できなかった。だが、である。フランスは別の面で奥が深い。実はこれまでに紹介したタイプ1~3のどれにも当て嵌まらない、消火栓だかただの水道栓だかよく分からない「特殊型」が結構あったのである。これらについては来週金曜のこのコーナーを待てっ!
平常時にもいざというときにも役に立たないかもしれない筆者を元気にさせてくれるようなコメント・メールをお待ちしている。
*25位以下にまで落ち込みそうになりながらも「人気ブログランキング」では必死の悪足掻き中・・・。毎日の塗りは完璧なお洒落な貴方も、ハチマキ巻いて頑張っている貴方も、下のバナーをクリックしていただけると、筆者も頑張ります。無駄な努力かもしれませんが。
・・・というわけで、そろそろやめる潮時かと考えている呼びかけとともにお送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」コーナーなのだ。それも前回に引き続き番外編なのである。そう、あの高貴な(?)おフランスの消火栓紹介の第2回目なのだ。
前回は「基礎編」と称して、おフランスの消火栓の代表的な3形態をお示ししたが、今回は「応用編」である。先週紹介したタイプ1とタイプ2の中にも、色や形のチト変わったものたちもいたのだ。なお、今回御紹介する消火栓たちも全てあのサン・ルイで発見したものであることは言うまでもない。
まずは復習だ。こちらが典型的な(?)タイプ1である。
しかし中には少しだけ変わった色のものもいる。
そしてこちらはシルバーだ。
そんな再編成からも忘れ去られた消火栓がこちら。
そしてタイプ1の秘密を示唆する衝撃の消火栓がこちらだ!
悪戯で使われることを防止するためだとは思うが、隠し方がスイスと逆なところが面白い。スイスでは採水弁を開くコックがその頭部に隠されているのに、フランスでは採水弁自体が隠されていたのだ。コックは剥き出しのくせに。
さて、お次はタイプ2である。こちらには何故か塗りの甘い一品が多かった。
例えばこちら。
そしてこちらは・・・
そして最後はこちら!
・・・残念ながら、この街ではフランスのペイントアート消火栓は発見できなかった。だが、である。フランスは別の面で奥が深い。実はこれまでに紹介したタイプ1~3のどれにも当て嵌まらない、消火栓だかただの水道栓だかよく分からない「特殊型」が結構あったのである。これらについては来週金曜のこのコーナーを待てっ!
平常時にもいざというときにも役に立たないかもしれない筆者を元気にさせてくれるようなコメント・メールをお待ちしている。
*25位以下にまで落ち込みそうになりながらも「人気ブログランキング」では必死の悪足掻き中・・・。毎日の塗りは完璧なお洒落な貴方も、ハチマキ巻いて頑張っている貴方も、下のバナーをクリックしていただけると、筆者も頑張ります。無駄な努力かもしれませんが。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-07-15 06:47
| スイス消火栓コレクション