2005年 07月 01日
【スイスの消火栓 -まだまだあるぞ別の形態編-】
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暑気が峠を越えたかと思ったら、週まで終わりに近付いていた。もう金曜日ではないか。例の呼びかけ、したいのだが、よろしいかな?
皆の衆、お待たせしたかな??
・・・というわけで、どんどん弱気になる呼びかけとともに本日お送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」コーナーなのだ。いちおうこのコーナーが本ブログの目玉らしいのだが、どんどん弱気になっていくのはどういうわけだ?
さて、今回はそのテーマを説明する前に、まずはこちらのヴィルデグで発見した消火栓から御覧いただきたい。
・・・皆さんは覚えておられるだろうか?そう、これは以前の記事で紹介した「新型」と筆者が呼ぶところのスイス消火栓である。スイスの消火栓はその大半が、今までに散々紹介させてもらった「ヒト型」というか「ロボット型」なのであるが、こういう「コブラ型」(実は今勝手に命名)もあるのである。実はスイスには今1つ、これらとは別な形態の消火栓が存在する。この「第3の消火栓」、コブラ型と似てはいるが、もっと威厳がなくてひょうきんなのだ。
そこで今回は「まだまだあるぞ別の形態編」と題して、この「第3の消火栓」を隈なく紹介してみたい。その情けなさ、ひょうきんさを感じ取っていただければ幸いだ。
いや、こんな形は面白くない、あの「ロボット型」が見たい!という方、或いは初めてでいきなりこの記事に遭遇してしまった方は、是非こちらの過去記事群で昔を堪能していただきたい。
ではまず、その「第3の消火栓」の情けない(?)勇姿を御覧いただこうではないか。ロボット型とコブラ型に押されてもひっそりと生き続ける「第3の消火栓」はこちらだ!
・・・これはザンクトガレン近郊の街ゴッサウで発見したものである。この「第3の消火栓」、何故かザンクトガレンの周囲に多いのである。
「コブラ型」と同様に頭を垂れた形態、しかも採水弁も「コブラ型」と同じく1つなのであるが、うーむ、どうも「コブラ型」と較べると貧相である。きっとその細さが原因なのであろう。この情けなさは、真横から見るともっと明らかになる。
・・・なんとなくペコペコと頭を下げているように見えてしまう。「コブラ型」よりも屈曲度が大きいせいだからだろうか?個体番号の入ったナンバープレート以外にも標識が取り付けられているが、その付けられ方が犬の首輪のようでもある。さらに言えば、蓋に付けられた鎖がリードのようにも見えてしまう。あらゆる点で情けなさ全開の形態であるが、そこから得も言われぬ「ひょうきんさ」が漂っているように感じるのは筆者だけか?
このタイプ、名付けるとしたら何型になるであろうか?筆者にはこれがあの「ムーミン」に出て来た「ニョロニョロ」と思えてしまうのだが、いかがであろうか?敢えて名付けるとすれば、「ニョロニョロお辞儀型」か?!・・・と書いてしまったが、長すぎるのでイマイチだな、これは。誰か、このタイプに素敵な名前を付けてくだされ。
このゴッサウにはこの赤の「ニョロニョロ」型が溢れていた。例えばこちらは「首輪前向きバージョン」である。
そしてこちらが「首輪後ろ向きバージョン」。
この「ニョロニョロ」、興奮したような赤だけではない。すっかり青ざめてしまったような「ブルー」もあるのだ。その「青ざめたニョロニョロ」はこちらだ!
・・・これはザンクトガレン近くの街、シュパイヒァーで発見したもの。採水弁の蓋の形状が先に紹介した赤ヴァージョンとは微妙に異なる点にも注目だ。
さて、この情けなさ全開の「ニョロニョロ型」、常に情けないわけではない。時には怒るのだ。大地を揺るがすほどに。
その「怒りのあまり大地を引き裂き大きくなるニョロニョロ」はこちらだ!
・・・こ、これは凄いぞ!地面から大きく突出して、その背丈は倍にもなっている。実はこれ、シュパイヒァーの工事現場にあったもので、これ以上は近寄れなかったのであるが、ニョロニョロのポテンシャル・生命力を示す見事な一品である。まあ、地面を突き破って出てきたわけではなく、周囲の土が掘られてしまっただけであろうが、それでも下側まで赤く塗られているのは素晴らしい。
でもこれですら、その先端の屈曲のせいで情けなく見えてしまうのはさすがだ。彼らは身をもって教えているのだ。「人間、謙虚にならなあかんで。」と。
では、最後にここで一句。
「実るほど 頭(こうべ)を垂れる 消火栓」
・・・最近記事の締め方がどんどんおかしくなっている筆者に、応援のコメント・メールを期待してやまない。
*皆様の無償の愛にも関わらず「人気ブログランキング」では相変わらずの苦戦中・・・。ニョロニョロが好きだった貴方も、ニョロニョロって何?という貴方も、下のバナーをクリックしていただけると、筆者も頭を垂れます。貴方の見えないスイスのどこかで。
・・・というわけで、どんどん弱気になる呼びかけとともに本日お送りするのは、例によって金曜恒例「スイス消火栓コレクション」コーナーなのだ。いちおうこのコーナーが本ブログの目玉らしいのだが、どんどん弱気になっていくのはどういうわけだ?
さて、今回はそのテーマを説明する前に、まずはこちらのヴィルデグで発見した消火栓から御覧いただきたい。
そこで今回は「まだまだあるぞ別の形態編」と題して、この「第3の消火栓」を隈なく紹介してみたい。その情けなさ、ひょうきんさを感じ取っていただければ幸いだ。
いや、こんな形は面白くない、あの「ロボット型」が見たい!という方、或いは初めてでいきなりこの記事に遭遇してしまった方は、是非こちらの過去記事群で昔を堪能していただきたい。
ではまず、その「第3の消火栓」の情けない(?)勇姿を御覧いただこうではないか。ロボット型とコブラ型に押されてもひっそりと生き続ける「第3の消火栓」はこちらだ!
「コブラ型」と同様に頭を垂れた形態、しかも採水弁も「コブラ型」と同じく1つなのであるが、うーむ、どうも「コブラ型」と較べると貧相である。きっとその細さが原因なのであろう。この情けなさは、真横から見るともっと明らかになる。
このタイプ、名付けるとしたら何型になるであろうか?筆者にはこれがあの「ムーミン」に出て来た「ニョロニョロ」と思えてしまうのだが、いかがであろうか?敢えて名付けるとすれば、「ニョロニョロお辞儀型」か?!・・・と書いてしまったが、長すぎるのでイマイチだな、これは。誰か、このタイプに素敵な名前を付けてくだされ。
このゴッサウにはこの赤の「ニョロニョロ」型が溢れていた。例えばこちらは「首輪前向きバージョン」である。
そしてこちらが「首輪後ろ向きバージョン」。
この「ニョロニョロ」、興奮したような赤だけではない。すっかり青ざめてしまったような「ブルー」もあるのだ。その「青ざめたニョロニョロ」はこちらだ!
さて、この情けなさ全開の「ニョロニョロ型」、常に情けないわけではない。時には怒るのだ。大地を揺るがすほどに。
その「怒りのあまり大地を引き裂き大きくなるニョロニョロ」はこちらだ!
でもこれですら、その先端の屈曲のせいで情けなく見えてしまうのはさすがだ。彼らは身をもって教えているのだ。「人間、謙虚にならなあかんで。」と。
では、最後にここで一句。
・・・最近記事の締め方がどんどんおかしくなっている筆者に、応援のコメント・メールを期待してやまない。
*皆様の無償の愛にも関わらず「人気ブログランキング」では相変わらずの苦戦中・・・。ニョロニョロが好きだった貴方も、ニョロニョロって何?という貴方も、下のバナーをクリックしていただけると、筆者も頭を垂れます。貴方の見えないスイスのどこかで。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-07-01 06:49
| スイス消火栓コレクション