2005年 06月 17日
【スイスの消火栓 -カラーリング編-】
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うわっ、今週もアッと言う間に金曜日ではないか。では、例の呼びかけから参りましょうぞ。
皆の衆、お待たせしたっ!
・・・というわけで、今回は全世界に数億人はいてほしい(単なる願望になってしまった・・・)コアなファンの皆様にお贈りする「スイス消火栓コレクション」のコーナーなのだ。
前回は「いろいろなかたち編その2」をお送りしたが(実はこの「かたち編」もまだまだ終わってはいない)、今回は目先を変えて、「カラーリング編」の紹介である。これはあの人気(?)のペイントアートものではない。単純に色々な色で塗られただけの消火栓たちである。が、ただのカラーリングだからといってバカにしてはいけない。色ひとつでも消火栓の印象は随分と変わってしまうものなのだ。このあたりを楽しめないと真の消火栓通とは言えないぞ(誰も消火栓通などと言われたくない、という御指摘もあり)。
今回のカラーリング編に飽き足らずに過去の作品が懐かしくて仕方がない方、または初めて来て面食らってしまった方はこちらの過去記事の方も楽しんでいただきたい。
さて、「カラーリング」編と題してお送りする今回のテーマ色であるが、それはズバリ、
「青」 と 「赤」
なのだ。これら強烈な原色でカラーリングされた消火栓がどう変貌を遂げるのか、まずはじっくりと舐めるように鑑賞していただきたい。
ではまず、「青」の1体目から。
・・・全身真っ青、ダークブルーで彩られたこの消火栓、そのカラーもさることながら、出会ってしまった場所も強烈だった。この消火栓、実はオルテン(Olten)の駅のホームに鎮座しているのだ。ひょっとして電車待ちだったのだろうか?
この消火栓、形態的には普通であるが、1つ変わったところがある。このコーナーの愛読者なら既にお気付きかもしれないが、あの個体番号を記したナンバープレートがないのである。取り付けるためのネジの部分はあるので、単に剥がされただけかもしれない。プレートがないとこの2つのネジの部分が眼に見えてしまうから不思議だ。文字通り「目が点になった」消火栓である。
続いては、筆者の思い入れが激しい2体目の「青」。
・・・皆さんはあのペイントアート物の宝庫だったエフレティコン周辺を覚えておられるだろうか?そう、この消火栓はあのエフレティコンを取材するきっかけとなった、列車の車窓から発見した消火栓なのだ。詳しい経緯はこちらの旅行記を参照してもらいたい。
この消火栓の色は1体目よりも明るめのブルーであるが、やはり全身真っ青だ。実はこの色、筆者が愛着しているフリースの色合いにそっくりなのだ。しかも形態を見よ。カラーにばかり目を奪われがちだが、これは前回紹介した「おデブさん」と同じ形態である。体型までが筆者にそっくりだ。さらには頭の上に見えているチューリップだ。これは頭の上から生えていたわけではなく、後ろの玄関に咲いていたものが偶然写っただけであるが、まるで「アホ殿」こと筆者を象徴しているようではないか。どう見たって他人とは思えない。生き写しである。いや、生まれ変わりかもしれない。案外筆者の前世は消火栓だったりするかもしれないではないか。
・・・彼に異常な親近感を覚えた筆者は、民家の玄関先であったにも関わらず、周囲に誰もいないことを確かめ、肩を組んで2ショット写真まで撮ってしまった。この日の服装は彼と同じ色のフリースだったのだ。あとで写真を見て驚いた。これではまるで双子ではないか。
さて、今度は対極(?)のカラー、「赤」の消火栓である。
・・・これもやはりエフレティコン近郊のイルナウで発見したもの。全身真っ赤っかである。情熱溢れる消火栓なのだ。
情熱に溢れているのは色ばかりではない。実は彼、形態的にも凄いのである。そう、彼こそは本邦初公開、「スリム型なのに腹部にも採水弁がある」タイプなのだ。
その情熱を理解してもらうために横からのショットもどうぞ。
・・・この腹部採水弁、微妙に下側に位置している。しかも通常の腹部採水弁とは違って、その突起度が凄い。直角に突き出している。そう、この突起、長さも角度も位置も凄いのだ。敢えて直喩などはしないが、彼がある方面の情熱に溢れていることはこの形態からも明確である。
・・・筆者までが熱く語ってしまったが、いよいよ本日最後の作品である。この「青」と「赤」が交わればどうなるか?という疑問の答を身をもって示した「赤青コラボ」消火栓がこちらだ!
・・・エフレティコンのお隣の駅、ディートリコン(Dietlikon)で出会ったこの消火栓、やはり車窓から発見したものであるが、はっきり言って、
似合っていない。というか、センスがない。
やはり青と赤のコーディネートはダメなようだ。消火栓ペインターの諸君、カラーコーディネートには充分気をつけてくれ!
・・・などと偉そうに言いながらも実は自分のファッションコーディネートにさっぱり自信のない筆者に、愛あるコメント・メールを期待してやまない。
*まだまだ懲りずに「人気ブログランキング」なるものに参加中だ。27時間にも及ぶエキサイトブログメンテナンス中断にもめげず、「ティッシュ買いに行ってきました!」「スイスマイナー旅行記」「スイス消火栓コレクション」をいつものようにアップ!(どんどん下にスクロールしてくれ)。こんな情熱溢れる筆者に感動した貴方も、嘆息した貴方も、下のバナーをクリックしていただくと、筆者はさらに燃え上がります。燃え尽きて灰になります。
・・・というわけで、今回は全世界に数億人はいてほしい(単なる願望になってしまった・・・)コアなファンの皆様にお贈りする「スイス消火栓コレクション」のコーナーなのだ。
前回は「いろいろなかたち編その2」をお送りしたが(実はこの「かたち編」もまだまだ終わってはいない)、今回は目先を変えて、「カラーリング編」の紹介である。これはあの人気(?)のペイントアートものではない。単純に色々な色で塗られただけの消火栓たちである。が、ただのカラーリングだからといってバカにしてはいけない。色ひとつでも消火栓の印象は随分と変わってしまうものなのだ。このあたりを楽しめないと真の消火栓通とは言えないぞ(誰も消火栓通などと言われたくない、という御指摘もあり)。
今回のカラーリング編に飽き足らずに過去の作品が懐かしくて仕方がない方、または初めて来て面食らってしまった方はこちらの過去記事の方も楽しんでいただきたい。
さて、「カラーリング」編と題してお送りする今回のテーマ色であるが、それはズバリ、
なのだ。これら強烈な原色でカラーリングされた消火栓がどう変貌を遂げるのか、まずはじっくりと舐めるように鑑賞していただきたい。
ではまず、「青」の1体目から。
この消火栓、形態的には普通であるが、1つ変わったところがある。このコーナーの愛読者なら既にお気付きかもしれないが、あの個体番号を記したナンバープレートがないのである。取り付けるためのネジの部分はあるので、単に剥がされただけかもしれない。プレートがないとこの2つのネジの部分が眼に見えてしまうから不思議だ。文字通り「目が点になった」消火栓である。
続いては、筆者の思い入れが激しい2体目の「青」。
この消火栓の色は1体目よりも明るめのブルーであるが、やはり全身真っ青だ。実はこの色、筆者が愛着しているフリースの色合いにそっくりなのだ。しかも形態を見よ。カラーにばかり目を奪われがちだが、これは前回紹介した「おデブさん」と同じ形態である。体型までが筆者にそっくりだ。さらには頭の上に見えているチューリップだ。これは頭の上から生えていたわけではなく、後ろの玄関に咲いていたものが偶然写っただけであるが、まるで「アホ殿」こと筆者を象徴しているようではないか。どう見たって他人とは思えない。生き写しである。いや、生まれ変わりかもしれない。案外筆者の前世は消火栓だったりするかもしれないではないか。
・・・彼に異常な親近感を覚えた筆者は、民家の玄関先であったにも関わらず、周囲に誰もいないことを確かめ、肩を組んで2ショット写真まで撮ってしまった。この日の服装は彼と同じ色のフリースだったのだ。あとで写真を見て驚いた。これではまるで双子ではないか。
さて、今度は対極(?)のカラー、「赤」の消火栓である。
情熱に溢れているのは色ばかりではない。実は彼、形態的にも凄いのである。そう、彼こそは本邦初公開、「スリム型なのに腹部にも採水弁がある」タイプなのだ。
その情熱を理解してもらうために横からのショットもどうぞ。
・・・筆者までが熱く語ってしまったが、いよいよ本日最後の作品である。この「青」と「赤」が交わればどうなるか?という疑問の答を身をもって示した「赤青コラボ」消火栓がこちらだ!
似合っていない。というか、センスがない。
やはり青と赤のコーディネートはダメなようだ。消火栓ペインターの諸君、カラーコーディネートには充分気をつけてくれ!
・・・などと偉そうに言いながらも実は自分のファッションコーディネートにさっぱり自信のない筆者に、愛あるコメント・メールを期待してやまない。
*まだまだ懲りずに「人気ブログランキング」なるものに参加中だ。27時間にも及ぶエキサイトブログメンテナンス中断にもめげず、「ティッシュ買いに行ってきました!」「スイスマイナー旅行記」「スイス消火栓コレクション」をいつものようにアップ!(どんどん下にスクロールしてくれ)。こんな情熱溢れる筆者に感動した貴方も、嘆息した貴方も、下のバナーをクリックしていただくと、筆者はさらに燃え上がります。燃え尽きて灰になります。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-06-17 06:44
| スイス消火栓コレクション