2005年 06月 10日
【スイスの消火栓 -いろいろなかたち編その2-】
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な、なんと、もう金曜日ではないか。例の呼びかけの時が来てしまった。
皆の衆、お待たせしたっ!
・・・というわけで、今回は全世界にどれほど潜伏しているか伺い知れない(ついに推定を投げ出してしまった)コアなファンの皆様にお贈りする「スイス消火栓コレクション」のコーナーなのだ。
前回でペイントアート編を終えてしまったため、今回はより上級者向けのコレクションの公開である。基本的なペイントアートに慣れ親しんでくれた皆様なら、既に消火栓独自の形態に深い愛着を抱いてくれているに違いない。そう信じてお送りする今回は、「いろいろなかたち編」の第2回目である。えっ?第2回目??と思ってしまった貴方、もうお忘れかもしれないが、実は5ヶ月ほど前に第1回目はアップしているのである。
今回の形態編に飽き足らずに過去の作品が懐かしくて仕方がない方、または初めて来て面食らってしまった方はこちらの過去記事の方も楽しんでいただきたい。
さて、「いろいろなかたち」編と題してお送りする今回、ズバリそのテーマは
「消火栓の自己主張」
である。消火栓の中にはひたすら慎ましく謙虚に自己の身を隠そうとする「自己主張のない消火栓」もいれば、自己の形態などを利用して「我ここにありっ!」とその身を誇示する「自己主張の強い消火栓」がいたりするのである。今回はそんなところを楽しんでいただければ幸いだ。
ではまず「自己主張のない消火栓」達から。
消火栓がその身を隠そうとする場合、まずは周囲の遮蔽物を利用する戦略が考えられる。例えばこちら。
・・・「いろいろなかたち編」などと題しておきながら、いきなり普通の形態の消火栓で申し訳ない。が、ここではその潜みっぷりに注目してくれ。
これは見てもお分かりの通り、周囲の草木を利用して身を隠している消火栓だ。かなりいい具合に潜んでいる。注意していなければ気付かないほどだ。しかし火災などの緊急時に消火栓がどこにあるのか分からぬ状況はある意味やばいと思うのだが如何だろうか?
では、周囲に身を隠す遮蔽物がない場合は如何に身を潜めればよいのであろうか?その可能性を示したのがこちら。
・・・よく見てもらうとわかるのだが、この消火栓は、な、なんと、地中に埋もれようとしているのである。下部3分の1くらいは地面にズッポリと埋まっているのだ。隠れ度(?筆者造語)こそ前者には劣るものの、隠れようとする意志の強さは断然こちらの方が上だぞ。
ちなみにこれも消火栓自体は一般的な形態である。隠れようとするものはその形態で目立ってはいかんのだ。「木の葉は森に隠せ」という推理小説の格言もあるではないか。隠れようとすると自然とありふれた形態になるのである。
続いては「自己主張の強い消火栓」たちである。
消火栓がその自己を主張したいとき、取られる戦略には自ずと限界がある。まさか2倍の大きさに変身するわけにもいかないので、色や形態で目立つしかないのだ。今回はその中でも「形態」で目立とうとしている消火栓たちを紹介したい。
まずはこちらから。
・・・ありふれたように見えてありふれていないこの消火栓、どこで自己主張しているかお分かりになるだろうか?実はこれ、以前にも紹介した腕太マッチョ型である。が、単なる腕太ではない。腕太にして腹にも採水弁のあるタイプなのだ。いわば、「俺は腕だけじゃねぇ、腹筋だって鍛えて割れてるんだっ!」と激しく自己主張するボディビルタイプなのである。
同じ腕太でも、こちらは自己主張の種類がかなり違うタイプ。
・・・確かに腕太なのであるが・・・何故か短躯なのだ。おかげで物凄く「おデブさん」に見えてしまっているのである。
そう、こちらの腕太は何故か筋骨隆々ではなくて肥満体っぽく思えてしまうのだ。敢えて言うなら・・・そうだな、中年太りのオジサンが、なんとか目立とうとその丸々としたお腹に顔を描いて腹芸を披露しているようなもんだ。ワイルドさよりは愛嬌で目立ってしまっているのである。
背が低いだけで何故にこんなに印象が違うのか。同じく背が低くてお腹の気になる筆者は、妙な親近感と物哀しさを感じてしまう。
ところがこのタイプには、何とか己の背の低さを誤魔化してまで目立ちたいという自己主張の激しい輩もいるのだ。今回のラストを飾る、自己主張の激しすぎる消火栓はこちらだ!
・・・題して「シークレットシューズ消火栓」。
基本形態は1つ上の消火栓と全く同じ「おデブさん」なのであるが、なんとかその短躯を補わんと非常に高い台に載っているのである。残念なことに、ちっともシークレットでないのが玉に瑕だが・・・。でも分かってもらえるだろうか。何とか自己の短所を誤魔化したいという彼の虚しい努力を。
同じような体型の筆者はこの消火栓に語りかけたくなった。
「なぁお前。別におデブで背が低くてもええやないか。無理に背伸びしたお前よりは、ありのままのお前のほうがいけてるで。」
虚勢を張り続ける消火栓と筆者に心温まるファンコメント・ファンレターを期待してやまない。
*まだまだ「人気ブログランキング」なるものに参加しているぞ。読者の皆さんの1日1票がこのアホブログを救うのだ。慈愛に満ちた読者の皆さん、是非忘れずに下のバナーの1日1クリックを!!・・・って、お前の方が消火栓より自己主張激しいやんけ、と呆れられた貴方、下のバナーをクリックしていただくと、素直に反省します。そして祈ります。
・・・というわけで、今回は全世界にどれほど潜伏しているか伺い知れない(ついに推定を投げ出してしまった)コアなファンの皆様にお贈りする「スイス消火栓コレクション」のコーナーなのだ。
前回でペイントアート編を終えてしまったため、今回はより上級者向けのコレクションの公開である。基本的なペイントアートに慣れ親しんでくれた皆様なら、既に消火栓独自の形態に深い愛着を抱いてくれているに違いない。そう信じてお送りする今回は、「いろいろなかたち編」の第2回目である。えっ?第2回目??と思ってしまった貴方、もうお忘れかもしれないが、実は5ヶ月ほど前に第1回目はアップしているのである。
今回の形態編に飽き足らずに過去の作品が懐かしくて仕方がない方、または初めて来て面食らってしまった方はこちらの過去記事の方も楽しんでいただきたい。
さて、「いろいろなかたち」編と題してお送りする今回、ズバリそのテーマは
である。消火栓の中にはひたすら慎ましく謙虚に自己の身を隠そうとする「自己主張のない消火栓」もいれば、自己の形態などを利用して「我ここにありっ!」とその身を誇示する「自己主張の強い消火栓」がいたりするのである。今回はそんなところを楽しんでいただければ幸いだ。
ではまず「自己主張のない消火栓」達から。
消火栓がその身を隠そうとする場合、まずは周囲の遮蔽物を利用する戦略が考えられる。例えばこちら。
これは見てもお分かりの通り、周囲の草木を利用して身を隠している消火栓だ。かなりいい具合に潜んでいる。注意していなければ気付かないほどだ。しかし火災などの緊急時に消火栓がどこにあるのか分からぬ状況はある意味やばいと思うのだが如何だろうか?
では、周囲に身を隠す遮蔽物がない場合は如何に身を潜めればよいのであろうか?その可能性を示したのがこちら。
ちなみにこれも消火栓自体は一般的な形態である。隠れようとするものはその形態で目立ってはいかんのだ。「木の葉は森に隠せ」という推理小説の格言もあるではないか。隠れようとすると自然とありふれた形態になるのである。
続いては「自己主張の強い消火栓」たちである。
消火栓がその自己を主張したいとき、取られる戦略には自ずと限界がある。まさか2倍の大きさに変身するわけにもいかないので、色や形態で目立つしかないのだ。今回はその中でも「形態」で目立とうとしている消火栓たちを紹介したい。
まずはこちらから。
同じ腕太でも、こちらは自己主張の種類がかなり違うタイプ。
そう、こちらの腕太は何故か筋骨隆々ではなくて肥満体っぽく思えてしまうのだ。敢えて言うなら・・・そうだな、中年太りのオジサンが、なんとか目立とうとその丸々としたお腹に顔を描いて腹芸を披露しているようなもんだ。ワイルドさよりは愛嬌で目立ってしまっているのである。
背が低いだけで何故にこんなに印象が違うのか。同じく背が低くてお腹の気になる筆者は、妙な親近感と物哀しさを感じてしまう。
ところがこのタイプには、何とか己の背の低さを誤魔化してまで目立ちたいという自己主張の激しい輩もいるのだ。今回のラストを飾る、自己主張の激しすぎる消火栓はこちらだ!
基本形態は1つ上の消火栓と全く同じ「おデブさん」なのであるが、なんとかその短躯を補わんと非常に高い台に載っているのである。残念なことに、ちっともシークレットでないのが玉に瑕だが・・・。でも分かってもらえるだろうか。何とか自己の短所を誤魔化したいという彼の虚しい努力を。
同じような体型の筆者はこの消火栓に語りかけたくなった。
「なぁお前。別におデブで背が低くてもええやないか。無理に背伸びしたお前よりは、ありのままのお前のほうがいけてるで。」
虚勢を張り続ける消火栓と筆者に心温まるファンコメント・ファンレターを期待してやまない。
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by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-06-10 06:27
| スイス消火栓コレクション