2005年 05月 18日
【スイスの消火栓 -怒涛のペイントアート編その2-】
|
本日はまだ金曜ではない。だが言わねばならぬ。というか、言わせてくれ。
皆の衆、お待たせしたっ!
今週はまだ水曜だ。にも関わらず、今回は「スイス消火栓コレクション」のコーナーなのだ。一身上の都合?により、今週は金曜にはこの記事をアップできぬのである。ちと早い週末のプレゼントと考えて黙って読んでくれ。
今回は前回から始まった「怒涛のペイントアート編」の第2回目である。今回も、あのエフレティコン周辺で採集したペイントアート物を3体紹介したい。ちなみに前回までの過去記事はこちらからどうぞ。
・・・さて、実は本日のテーマは「凝り固まった既成概念の破壊」である。は?何を言っているのだ?とお思いの読者諸君、我々の既成概念が如何に陳腐であるかは今日の後半の作品で自ずから明らかとなるであろう。まずは騙されたと思って読んでくれたまえ。
消火栓アートにおける既成概念とは何だろうか?これを説明するにあたり、まずは本日の1体目の作品からご覧いただきたい。
・・・これはこれでかなりユニークで強烈な作品である。まずは目を引く分厚いタラコ唇に加え、目が片方にだけ描かれていて、数字のプレートの部分がもう一方の目を覆う眼帯様にアレンジされているのも素敵だ。更には服装だ。ズボンの派手なデザインにも凄いものがあるが、その下の靴下と思われる部分に至っては、左右のデザインが不揃いなのである。
・・・しかし、である。このユニークな作品ですら、今までの既成概念を打破してはいないのだ。そう、我々の既成概念とは、この消火栓の形態を人体、若しくは動物の身体と見立ててしまっていることにあるのだ。脇から出ている採水弁が腕、その上部は顔、更にその上は頭ないしは帽子、そして腕から下はもちろん胴体・・・。我々は知らず知らずのうちにこんな既成概念に囚われてはいまいか?
そんな既成概念を嘲笑うのが2体目のこちら。
・・・これは凄い。これはもはや消火栓全体が顔なのである。何故上部だけが顔でなければいかんのだ!と激しく主張する作品なのである。そうなると、我々が腕と見ていた部分は「耳」になるのか?さすれば腕の先の蓋に付けられた鎖は「イヤリング・ピアス」になるのか??
しかもこの作品、既成概念に凝り固まった我々を文字通り「嘲笑っている」のだ。
だが、この作品くらいで驚いていてはいけない。この作品をも凌駕する前衛的な作品がまだあるのだ。その衝撃の作品はこちら!
・・・これは凄い。凄すぎる。あまりのパワーの前に言葉を失うほどだ。この作品では、もはや消火栓の元々の形態すら無視されているのである。この作品では、消火栓はただのキャンバスなのだ。普通の画用紙と変わらない。消火栓の形なんかに囚われてどうするのよ!と激しく訴えかける作品なのである。
しかもその絵自体も見れば見るほど凄い。このお嬢さんのスカート、なんと後部しか覆っていないのである。前部は丸見えなのだ。しかもその股間に黒い繁みが・・・。可愛い絵に騙されてはいけない。実はこれはとんでもなくオトナな作品でもあるのだ。
これらの作品、絵のタッチから考えて、おそらくは地元のお子様の手によるものと思われる。しかしお子様の発想の自由さ、大胆さにはいつの時代も脱帽だ。Zガンダムでクワトロ・バジーナ大尉(実はシャア・アズナブル)が語るあの台詞を思い出させるではないか。
「新しい時代を作るのは老人ではないっ!」
常に少年のような自由な発想を持ちたいと願うオッサンである筆者に、ファンレター・ファンコメントを期待してやまない。
*都合により明日から来週月曜まではコメント・メールにお返事できませぬ。火曜日には必ずお返事するゆえ、どうかお許しあれ。火曜日には筆者が思わず悲鳴を上げてしまうほどコメント・メールが溜まっていれば・・・う、嬉しい。
皆の衆、お待たせしたっ!
今週はまだ水曜だ。にも関わらず、今回は「スイス消火栓コレクション」のコーナーなのだ。一身上の都合?により、今週は金曜にはこの記事をアップできぬのである。ちと早い週末のプレゼントと考えて黙って読んでくれ。
今回は前回から始まった「怒涛のペイントアート編」の第2回目である。今回も、あのエフレティコン周辺で採集したペイントアート物を3体紹介したい。ちなみに前回までの過去記事はこちらからどうぞ。
・・・さて、実は本日のテーマは「凝り固まった既成概念の破壊」である。は?何を言っているのだ?とお思いの読者諸君、我々の既成概念が如何に陳腐であるかは今日の後半の作品で自ずから明らかとなるであろう。まずは騙されたと思って読んでくれたまえ。
消火栓アートにおける既成概念とは何だろうか?これを説明するにあたり、まずは本日の1体目の作品からご覧いただきたい。
・・・しかし、である。このユニークな作品ですら、今までの既成概念を打破してはいないのだ。そう、我々の既成概念とは、この消火栓の形態を人体、若しくは動物の身体と見立ててしまっていることにあるのだ。脇から出ている採水弁が腕、その上部は顔、更にその上は頭ないしは帽子、そして腕から下はもちろん胴体・・・。我々は知らず知らずのうちにこんな既成概念に囚われてはいまいか?
そんな既成概念を嘲笑うのが2体目のこちら。
しかもこの作品、既成概念に凝り固まった我々を文字通り「嘲笑っている」のだ。
だが、この作品くらいで驚いていてはいけない。この作品をも凌駕する前衛的な作品がまだあるのだ。その衝撃の作品はこちら!
しかもその絵自体も見れば見るほど凄い。このお嬢さんのスカート、なんと後部しか覆っていないのである。前部は丸見えなのだ。しかもその股間に黒い繁みが・・・。可愛い絵に騙されてはいけない。実はこれはとんでもなくオトナな作品でもあるのだ。
これらの作品、絵のタッチから考えて、おそらくは地元のお子様の手によるものと思われる。しかしお子様の発想の自由さ、大胆さにはいつの時代も脱帽だ。Zガンダムでクワトロ・バジーナ大尉(実はシャア・アズナブル)が語るあの台詞を思い出させるではないか。
「新しい時代を作るのは老人ではないっ!」
常に少年のような自由な発想を持ちたいと願うオッサンである筆者に、ファンレター・ファンコメントを期待してやまない。
*都合により明日から来週月曜まではコメント・メールにお返事できませぬ。火曜日には必ずお返事するゆえ、どうかお許しあれ。火曜日には筆者が思わず悲鳴を上げてしまうほどコメント・メールが溜まっていれば・・・う、嬉しい。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-05-18 06:29
| スイス消火栓コレクション