【風船メール】
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以前にもチラッと触れたが、今回はスイスの郵便局の驚くべき?新サービスを紹介してみたい。
ある日のことだ。筆者は日本に手紙を出さんと郵便局で順番を待っていた。
実はスイスの郵便局には文房具やお子様用のゲームなど色んなものが展示・販売されていたりする。どうも順番待ちの間に購買意欲を煽ろうという狙いらしい。筆者は買ったことはないが、この作戦、なかなか的を射たものだと思う。
この日も色んなものを見ながら待っていたのであるが、そのときこのパンフレットに目を奪われてしまったのだ。
・・・?
ふ、風船ですと??
呆気にとられて中身を眺めると、そこには様々なお祝いやメッセージの書かれた風船の数々。
ここで皆さんに想像していただきたい。
・・・ある日、家に大きいが妙に軽い小包が届く。なんだろう?と思って開けると、なんとそこから風船がふわり。
・・・
こんな小包貰って嬉しいですかい??
・・・確かに面白いとは思うが、貰って嬉しいものなのだろうか?花なら分かるが風船だぞ。浪漫と無縁の筆者にはイマイチよく分からぬ。読者の皆様の御意見をお聞かせ願いたい。
ちなみにこの風船メールに加えて、郵便局では「植物メール」まで売り出されていた。これには乾燥した植物と水を入れるケースが付いており、植物を水にセットすると、何時間後かには水気を吸ってすっかり潤った植物が楽しめるという仕組みである。これなら筆者にも分からんことはない。
・・・でもよく考えてみると、この風船、なかなかイケルかもしれない。なにせ宙にふわりと浮かぶのだ。何も花瓶を用意したり置くべき棚を準備することもない。紐さえどっかに結び付けておけば、設置場所は空中なのだ。これぞ空間の有効利用ではないか。
こんな面白い奇天烈なサービスが可能になるなら、日本の郵政民営化もあながち反対ではないぞ。これからはアイデア勝負だ。
さすがにこの風船、航空便では送れない(気圧の関係で破裂しそうだ)だろうなぁ、と余計な心配をしている筆者にメールやコメントをお待ちしている。あ、風船でも構わぬぞ。