2005年 05月 02日
【『Mister Schweiz』 決定!】
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本日は「スイス生活コネタ」である。
日本ではGWで盛り上がっているこの時期、メーデーのデモも静かに終わったスイスでは、「あるイベント」で熱く盛り上がっていた。
そのイベントとは・・・
そう、「Mister Schweiz」。
何故か英語とドイツ語のちゃんぽんになってはいるが、これは「ミスタースイス」である。スイスの数あるイケメン男子たちから、スイスを代表する若者男性を選ぶイベントなのだ。この最終選考会が先の土曜日の晩に開かれたのである。
このイベント、今年はかなり盛り上がったようだ。なにせ中継テレビ局が去年の「TeleZüri」から今年は「SF1」に代わったほどなのだ。こんなことを言われても全然ピンと来ないと思うが、これは日本で言えば、中継局が「テレビ大阪(或いはサンテレビ)」から「NHK」に格上げになったようなものなのである。これで「Miss Schweiz」とほぼ同等のイベントに成長したのだ。
最終選考会に残ったのは16人。
フリーペーパー「20 minuten」でもこの中から5人を紹介してこの大イベントを煽る。
(クリックすると大きな画像が楽しめる・・・筈だ)
・・・昨年は「20 minuten」紙上に16人全ての写真と簡単な紹介が載っていたので、それを資料に観戦?したのだが、今年はこの5人を紹介したに過ぎない。これでは資料不足だ。
・・・というのも、筆者はこの「Mister Schweiz」と「Miss Schweiz」で誰が栄冠に輝くかを予想するのが大好きなのだ。ちょうど競馬の大レースを予想するのと同じ感覚だ。よく考えてみれば、16人という人数も、競馬に出走する馬の頭数とほぼ同じではないか。
競馬の予想には競馬新聞のような資料が必須である。筆者はこの「Mister Schweiz」予想の資料を手に入れたいがためだけに、遂にテレビガイド的な雑誌まで買ってしまった。
・・・そのお値段、3.80スイスフラン。予想の楽しみ、プライスレス。
・・・さて、その雑誌には、このような有難い一覧が掲載されていた。
(クリックすると大きな画像が楽しめる・・・筈だ)
・・・ここに一緒に写っている女性は確か何年か前の「Miss Schweiz」。各候補者の写真の下には彼女のコメントが掲載されている。この人、そのコメントがなかなか辛辣である。
「この男性はいい目をしているわ。でも私のタイプじゃないわね。」
などというコメントはまだマシな方で、中には
「この男性は全く私のタイプじゃないわ。」
などと酷評されている可哀想な候補者もいる。なんとストレートな批評であろうか。それでも彼女は一応この中で1位から3位までの名前を挙げている。
・・・これは競馬記者の予想のようなものと思えばよろしい。
この16人の顔ぶれ、殆どがスイスドイツ語圏出身のゲルマン系である。それ以外はイタリア語圏の優男風男性が1人、フランス語圏の男性が1人、それにどうもブラジル人の2世と思われる男性が1人含まれているだけなのだ。
何はともあれ、準備は万端だ。そしていよいよ最終選考会のライブ中継が始まった。筆者は赤ペンを耳に挿しながら観戦準備を整えた。
まずは候補者入場とともに16人の簡単な紹介である。これが終わった時点で筆者は「◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:入着、×:注意」の5段階の印をつける。まさしく競馬そのものだ。
この16人、皆で一斉にダンスを披露しただけで、いきなり8人に絞り込まれる。女性の皆さんには残念ながら、水着審査などというものはないのだ。ただしょっちゅう上半身裸の画像が放映はされるが。
この時点で筆者の4番手評価(△)の男性が落選した。この男性、あの雑誌で元ミススイスが本命に挙げていた男性である。彼は容姿も肉体も素晴らしいと思うのだが、残念なことに、髪の毛がかなり後退していたのだ。どうもハゲは「Mister Schweiz」には相応しくないらしい。最近?髪が薄くなっている筆者にも辛い結果だった。
この選考会、合間にはゲストの歌手たちが歌を披露する。今年はVanilla Ninja(日本で言うとZONEみたいな少女4人組バンド)とSarah Connorだ。どちらもかなりの大物である。これだけを見ても、今年の力の入れ方が凄いことが見てとれる。ただ、Vanilla Ninjaの演奏が完全に真似だけの空演奏(ギターなんて弦の上に手さえ持ってこない手抜きぶり)なのには苦笑させられたが・・・。
さて、次には選考会以前に出場者がトルコがどこかで行った合宿の模様が放送され、この8人についての更なる紹介が行われる。そしてこの8人がいきなり4人に。
この時点で、筆者の対抗(○)、単穴(▲)、注意(×)、無印の4人が残った。残念ながら羽賀研二似の筆者本命の候補者はここで落選してしまった。
さらにこの4人のインタビューと合宿での模様(ロッククライミングは分かるのだが、何故に胸毛処理の模様まで流されるのか?)が行われて、いよいよ発表なのだ。
ではまず、3着馬から。
(クリックすると大きな画像が楽しめる・・・筈だ)
そう、ゴール前での接戦に破れ惜しくも3着入選なのはフランス語圏出身の彼。彼はアジアンテイストな顔つきである。「Mister Schweiz」ではやはりスイス人に典型的な容姿が好まれる傾向がある(現にブラジル人2世は最初の選考で落選)ゆえ筆者は無印、あの元ミススイスにも「身体の割りに顔が小さすぎるわね」と酷評されていた彼であったが、予想を覆す大善戦であった。
惜しくも2着馬だったのはこちら。
(クリックすると大きな画像が楽しめる・・・筈だ)
「20 minuten」も元ミススイスもノーマークだったが、筆者は敢然と3番手指名(▲)した彼が惜しくも2着。少し笑いすぎてクールでなかったのが敗因か。でもこれで筆者に男を見る目があることはお分かりいただけたであろう。
そして栄えある優勝馬は彼なのだ!
(クリックすると大きな画像が楽しめる・・・筈だ)
「20 minuten」の5人にも選ばれ、元ミススイスも3番手の評価を与えていた加納竜(古い?)似の彼が見事にゴール前の首の上げ下げを制して優勝したのだ。ちなみに筆者も対抗(○:2番手)評価。万遍なく好かれる幅広い人気が優勝の一因か。
・・・ちなみに昨年も筆者対抗評価の候補者が優勝した。どうも筆者の2番手評価がこのレースには強いらしい。
勘違いされては困るが、いくら「Mister Schweiz」で盛り上がっていたとはいえ、筆者にその気はない。筆者はこの夏か秋に行われる「Miss Schweiz」の時にはこれの数倍は興奮するであろう。
日本でもやれば面白いと思うのだが、どうも日本で「ミスター」というとイメージが違うような気がする。もし開催されても、既に「ミスター」なるニックネームを持つ男、長嶋茂雄氏あたりが優勝しそうな気がするではないか。
「Mister Schweiz」とは比較にならないが、独自な魅力を目指し日々精進している?筆者にファンレター・ファンコメントを期待してやまない。
日本ではGWで盛り上がっているこの時期、メーデーのデモも静かに終わったスイスでは、「あるイベント」で熱く盛り上がっていた。
そのイベントとは・・・
そう、「Mister Schweiz」。
何故か英語とドイツ語のちゃんぽんになってはいるが、これは「ミスタースイス」である。スイスの数あるイケメン男子たちから、スイスを代表する若者男性を選ぶイベントなのだ。この最終選考会が先の土曜日の晩に開かれたのである。
このイベント、今年はかなり盛り上がったようだ。なにせ中継テレビ局が去年の「TeleZüri」から今年は「SF1」に代わったほどなのだ。こんなことを言われても全然ピンと来ないと思うが、これは日本で言えば、中継局が「テレビ大阪(或いはサンテレビ)」から「NHK」に格上げになったようなものなのである。これで「Miss Schweiz」とほぼ同等のイベントに成長したのだ。
最終選考会に残ったのは16人。
フリーペーパー「20 minuten」でもこの中から5人を紹介してこの大イベントを煽る。
・・・昨年は「20 minuten」紙上に16人全ての写真と簡単な紹介が載っていたので、それを資料に観戦?したのだが、今年はこの5人を紹介したに過ぎない。これでは資料不足だ。
・・・というのも、筆者はこの「Mister Schweiz」と「Miss Schweiz」で誰が栄冠に輝くかを予想するのが大好きなのだ。ちょうど競馬の大レースを予想するのと同じ感覚だ。よく考えてみれば、16人という人数も、競馬に出走する馬の頭数とほぼ同じではないか。
競馬の予想には競馬新聞のような資料が必須である。筆者はこの「Mister Schweiz」予想の資料を手に入れたいがためだけに、遂にテレビガイド的な雑誌まで買ってしまった。
・・・そのお値段、3.80スイスフラン。予想の楽しみ、プライスレス。
・・・さて、その雑誌には、このような有難い一覧が掲載されていた。
・・・ここに一緒に写っている女性は確か何年か前の「Miss Schweiz」。各候補者の写真の下には彼女のコメントが掲載されている。この人、そのコメントがなかなか辛辣である。
「この男性はいい目をしているわ。でも私のタイプじゃないわね。」
などというコメントはまだマシな方で、中には
「この男性は全く私のタイプじゃないわ。」
などと酷評されている可哀想な候補者もいる。なんとストレートな批評であろうか。それでも彼女は一応この中で1位から3位までの名前を挙げている。
・・・これは競馬記者の予想のようなものと思えばよろしい。
この16人の顔ぶれ、殆どがスイスドイツ語圏出身のゲルマン系である。それ以外はイタリア語圏の優男風男性が1人、フランス語圏の男性が1人、それにどうもブラジル人の2世と思われる男性が1人含まれているだけなのだ。
何はともあれ、準備は万端だ。そしていよいよ最終選考会のライブ中継が始まった。筆者は赤ペンを耳に挿しながら観戦準備を整えた。
まずは候補者入場とともに16人の簡単な紹介である。これが終わった時点で筆者は「◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:入着、×:注意」の5段階の印をつける。まさしく競馬そのものだ。
この16人、皆で一斉にダンスを披露しただけで、いきなり8人に絞り込まれる。女性の皆さんには残念ながら、水着審査などというものはないのだ。ただしょっちゅう上半身裸の画像が放映はされるが。
この時点で筆者の4番手評価(△)の男性が落選した。この男性、あの雑誌で元ミススイスが本命に挙げていた男性である。彼は容姿も肉体も素晴らしいと思うのだが、残念なことに、髪の毛がかなり後退していたのだ。どうもハゲは「Mister Schweiz」には相応しくないらしい。最近?髪が薄くなっている筆者にも辛い結果だった。
この選考会、合間にはゲストの歌手たちが歌を披露する。今年はVanilla Ninja(日本で言うとZONEみたいな少女4人組バンド)とSarah Connorだ。どちらもかなりの大物である。これだけを見ても、今年の力の入れ方が凄いことが見てとれる。ただ、Vanilla Ninjaの演奏が完全に真似だけの空演奏(ギターなんて弦の上に手さえ持ってこない手抜きぶり)なのには苦笑させられたが・・・。
さて、次には選考会以前に出場者がトルコがどこかで行った合宿の模様が放送され、この8人についての更なる紹介が行われる。そしてこの8人がいきなり4人に。
この時点で、筆者の対抗(○)、単穴(▲)、注意(×)、無印の4人が残った。残念ながら羽賀研二似の筆者本命の候補者はここで落選してしまった。
さらにこの4人のインタビューと合宿での模様(ロッククライミングは分かるのだが、何故に胸毛処理の模様まで流されるのか?)が行われて、いよいよ発表なのだ。
ではまず、3着馬から。
そう、ゴール前での接戦に破れ惜しくも3着入選なのはフランス語圏出身の彼。彼はアジアンテイストな顔つきである。「Mister Schweiz」ではやはりスイス人に典型的な容姿が好まれる傾向がある(現にブラジル人2世は最初の選考で落選)ゆえ筆者は無印、あの元ミススイスにも「身体の割りに顔が小さすぎるわね」と酷評されていた彼であったが、予想を覆す大善戦であった。
惜しくも2着馬だったのはこちら。
「20 minuten」も元ミススイスもノーマークだったが、筆者は敢然と3番手指名(▲)した彼が惜しくも2着。少し笑いすぎてクールでなかったのが敗因か。でもこれで筆者に男を見る目があることはお分かりいただけたであろう。
そして栄えある優勝馬は彼なのだ!
「20 minuten」の5人にも選ばれ、元ミススイスも3番手の評価を与えていた加納竜(古い?)似の彼が見事にゴール前の首の上げ下げを制して優勝したのだ。ちなみに筆者も対抗(○:2番手)評価。万遍なく好かれる幅広い人気が優勝の一因か。
・・・ちなみに昨年も筆者対抗評価の候補者が優勝した。どうも筆者の2番手評価がこのレースには強いらしい。
勘違いされては困るが、いくら「Mister Schweiz」で盛り上がっていたとはいえ、筆者にその気はない。筆者はこの夏か秋に行われる「Miss Schweiz」の時にはこれの数倍は興奮するであろう。
日本でもやれば面白いと思うのだが、どうも日本で「ミスター」というとイメージが違うような気がする。もし開催されても、既に「ミスター」なるニックネームを持つ男、長嶋茂雄氏あたりが優勝しそうな気がするではないか。
「Mister Schweiz」とは比較にならないが、独自な魅力を目指し日々精進している?筆者にファンレター・ファンコメントを期待してやまない。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2005-05-02 06:50
| スイス生活コネタ