【広告ファックス】
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いくら筆者が貧乏であるとは言え、自宅にファックス付きの電話機くらいは持っている。とは言っても、自分で買ったものではない。このアパート、家具つきだったので、電話も付いていたのだ。しかしながら電話加入権ぐらいは自分で買ったぞ。保証金として500スイスフランも掛かったのだ。
この電話機、筆者の直接の家主であるフランス人写真家さん(彼はスイス人でもある)の所有物である。勿論ディスプレイ表示も使用説明書も全てフランス語なのだ。機能はたくさん付いているらしいのであるが、彼の指示通りに留守電メッセージを吹き込んだ(もはや方法は忘れた)以外は、筆者にはファックスの送信くらいしかできない。ドイツ語すら不自由な筆者にフランス語など解読できるわけがないのだ。
筆者はたまに日本の関係先にファックスを送るだけで、筆者宛のファックスなど殆ど届かない。しかしながら、このファックス、3日に1遍は紙をブィーンと吐き出している。
職場から家に帰ると電話機がこのような状態になっていることがよくあるのだ。
筆者は日本時代にもファックス機能付きの電話機を持っていたが、広告ファックスなど届いたことがなかった。この広告ファックス、日本でも存在するのであろうか??ネット全盛時代の今日、広告E-mailなら日常茶飯事であるが、広告ファックスとはかなり古臭い手法である。
しかもこの広告、極めてマニアックなものばかりなのだ。この写真のファックスは「読書用スモールランプ」の広告である。それ以外にも、「スイス空軍DVD」といったかなりオタクな物品のオンパレードなのである。このようなマニアックなものを不特定多数に向かって広告することに意味はあるのであろうか?もっとマニアが集いそうな所に広告を出すほうが効果的ではないのか??
広告費用が安上がりで済むのであろうか?ひょっとして効率がいいのか??いずれにしても不思議な広告形態である。
「マニアック」「ファック(ス)」という言葉に妙に反応してしまった読者諸君、筆者も同じだ。是非ともコメントやメールで語り合おうぞ。