君は筆者の寝言が聞きたいか?!
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皆さんはどのような初夢を御覧になられたか?
…といっても今回は「夢」の話ではない。「寝言」の話である。
筆者はごく稀に寝言を言うらしい。ただし寝言にありがちなモゴモゴという寝言ではない。極めて明瞭に発音するらしいのである。
筆者が高校生のときである。筆者は小さな英数塾に通っていた。数学の授業は予習が必須であるが、小さい頃からぐうたらな筆者は前日まで予習はしない。ぐうたらではあるが真面目なので、前日にほぼ徹夜で予習を済ませるのである。
およそ7時間ほど、朝の5時まで数学の入試問題と取っ組み合いをするのである。そして2時間ほど睡眠をとる。
こんなときの夢は凄い。筆者は夢の中でも数学の問題を必死で解いているのである。そこに目覚まし時計と母親が筆者を起こしにかかる。母親が「もう起きや!」と怒鳴ってきたときに、筆者は寝言でしっかりとこう答えたと言うのだ。
「この問題が解けんと起きられへんねん!」
寝言とは思えないほどはっきりとこう述べた筆者を見て、母親は息子が気でも狂ったかと思ったらしい。そりゃそうだろう。夢の中の数学の問題が解けない限りは起きれないのだ、というおよそ荒唐無稽の論理を駆使しているのだから。
次の逸話は筆者が大学院生のときである。大学近くに下宿を始めた筆者は、終電に乗り損ねた同僚を泊めてあげることにしたのだ。その彼が、朝の5時ごろに筆者の物凄い寝言で叩き起こされたというのだ。その寝言とは、
「パンパカパーン!!♪」
というファンファーレのような寝言だったらしい。しかもこれが寝言とは思えないほどの大きな声で、しかも明瞭に発音していたというから驚きだ。
次の日、その同僚の彼は「競馬の夢でも見てたん?」と聞いてきたが、筆者にはさっぱり記憶がない。凄い寝言だったと言われても、本人にはさっぱり身に覚えがないのだ。もしそうだとすれば、筆者は夢に見るほどの競馬好きということになる。
筆者の寝言を聞いてみたくなった諸君、相談には乗ろう。メールでもしなさい。今年も相変わらずアホな筆者に温かいコメント・メールをお待ちしている。