『アイス珈琲革命』 -臥薪嘗胆の巻-
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実は先週、温泉で有名なバーデン(Baden)という街にふらりと行ってきた。
・・・言っておくが、今回の訪問の目的は露天風呂の盗撮ではない。午後も遅かったしそんな暇はなかったのだ。他の街のクリスマス前夜の浮かれっぷりも見ておこうと思ったに過ぎない。
その報告は後日に回すとして、実は筆者はこのバーデンのカフェで衝撃的な挫折を味わったのだ。今回はそのレポートである。
「実はこちらのカフェにはまともなアイス珈琲がない」ということは以前の記事で書いた。今回はその続きであるので、未読の方はクリックして是非その記事から読んでいただきたい。
実はバーデン駅近くのカフェレストランで、久しぶりに「アイス珈琲」様のメニューを発見したのである。
その名も「Wiener Eiskaffee」だ。直訳すれば「ウィンナーアイス珈琲」である。
こちらのカフェではアイス珈琲と称するメニューの多くが、コーヒーがほんの少ししかないコーヒーフロートであることは以前の記事にも書いた。今回もそうかもしれない、と筆者は喜ぶ前に考えた。しかし、である。このメニューはちゃんとコーヒーの欄に載っている。しかもコーヒーフロート系のアイス珈琲なるものが9スイスフランはするのに対し、この「ウィンナーアイス珈琲」はたったの6スイスフランだ。「ウィンナー」とあるからには、きっと生クリームは乗っているのであろうが、この値段ではアイスクリームはないであろう。
このような思考を重ねた上で、筆者は確信した。「これは久々のアイス珈琲だ!」と。
確信したからには筆者の行動は早い。外の気温はマイナス1℃の寒さであったが、もちろんこれを注文した。アイスクリームなどは乗っていないに違いないから、調子に乗って別にアイスクリームパフェまで注文してやった。
・・・その時、ウェイターのお兄さんの顔に少し疑念と驚きの表情が表れたのを見逃していた。
で、こちらがその「ウィンナーアイス珈琲」である。
・・・おまけにこれ以外にもアイスクリームパフェを注文してしまったのだ。そちらにはアイスクリームが3玉。1400円ほども払って合計5玉のアイスクリームを頼んでしまった。
・・・しかし貧乏性の筆者はもちろん食べ尽くした。完食した。これが証拠画像だ。
また太ってしまったかもしれない筆者を恋の病で痩せさせてくれるようなコメント・メールをお待ちしている。