今回も
「スイス生活コネタ」である。前回に引き続いて、チューリッヒのクリスマス模様をお届けしよう。第2回目の今夜は
「チューリッヒ中央駅のクリスマス市」である。
チューリッヒ中央駅の1階広場では毎年12月になるとクリスマス市が開かれる。この広場、かなりの広さなので、夏には
野外映画館や
ポロの会場にもなるという優れものだ。アテネオリンピックの際には大型のビジョンが設置されて中継をやっていた。実は
女子マラソンの野口選手の金メダルの瞬間を筆者はここで見た。見ていた人々はどの民族の方でさえ野口選手に拍手を惜しまなかったから、
スポーツはやっぱりいいものだ、と思ったりもした場所である。
さて、
このクリスマス市の様子はこんなものである。
・・・この広場に50から100の露店が軒先を並べている。
クリスマス用のお菓子から
衣服、
装飾品、はたまた
古めかしい玩具やら
仏像などまで売っていたりするので、見ているだけでも結構楽しい。ちなみに筆者は試しに
クリスマス用と思われるクッキーなぞを買って食べてみたが・・・お味はまあまあであった。料理にしろお菓子にしろ、やはり日本のものには敵わないと思ってしまうのは血の為せる業か。
ここにも勿論
クリスマスツリーのようなものが飾られてはいる。
1本目はこちらだ。
・・・正確に言うとこれは
クリスマスツリーではない。小型のテントに装飾が為されているだけだ。中にはどうやら
お子様用のアトラクションがあったようだが、
心と舌はお子様でも外見は親父の筆者は勿論入ったりはしていない。
2本目はこちらだ。
・・・これは
「Swarovski」というクリスタル会社が提供しているど派手ツリーである。もちろん
飾りは全てクリスタル製なのだ。高価なことこの上ない。近付いて見ることは可能だが、ちゃんと囲いがしてあって飾りには手をつけられないようになっている。
この静かに盛り上がるクリスマス市のなか、筆者は
異様に浮かれている御仁を発見した。勿論、今回も激写したのだ。
その完全に浮き足立っている御仁はこちらだ!
・・・左上に
浮き足立っている、というか
完全に宙に浮いてしまっている方が見えよう。勿論、これは人間ではない。
チューリッヒ中央駅の名物モニュメントである。胸の形状から考えて女性とおもわれるが、何か愛称があるのかも筆者は知らない。それにこの御仁は
年中浮いているので、別にクリスマスに限って浮かれているわけではないことも付け加えておく。
・・・さて、2回に分けてお送りしたこの
「クリスマスに浮かれるチューリッヒ」シリーズ、いかがであっただろうか?前回の記事も妙にコメントが少なくて筆者はやきもきしているのだ。やはり筆者にこのようなロマンチックな記事は不似合いなのか?
誰でもいい。何でもいい。何かコメントやメールを頂ける心優しい読者の出現を筆者は心待ちにしている。