2004年 12月 03日
スイスの消火栓 -キャラクター編-
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消火栓ファンの諸君、お待たせした。金曜恒例「スイス消火栓コレクション」のコーナーだ。
・・・「いつから金曜恒例に?」と野暮なことを聞いてはいけない。先週からだ。
さて、前回は基礎編と題してスイス消火栓鑑賞の基礎を説いたが、今回は「キャラクター編」である。
まずは復習だ。再び「ノーマル型」からご覧いただきたい。
・・・これはツークの郊外ヒュネンベルグ(Huenenberg)で撮影した一品だ。見ての通りノーマル型である。これが小さなロボットのようにも見え、スイス国民の芸術心を大いに喚起していることは前回に記した通りだ。
ただし、通としての鑑賞ポイントは奥が深い。これだってただのノーマル型ではない。
首の部分にぶら下げられたプレートの可愛らしさも見落とせないところであるが、もっとも重要なのは右手と左手の先端にある。よく見てみよ。実は左右の手の先のカバーの大きさが違うのだ。左手のカバーの方が大きいのである。通としてはこの左右のアンバランスから来るほのかな可愛さも見逃してはならない。
・・・い、いかん。いきなり通として熱く語ってしまった。本題に戻ろう。
さて、今回紹介する消火栓は3品である。いずれもチューリッヒの西方のハルヴィラー湖(Hallwilersee)に面するバインヴィル・アム・ゼー(Beinwil am See)で発見したものだ。この街、スイス消火栓アートの宝庫であった。消火栓ファンの諸君は訪れる価値のある街だ。
さて、ここの消火栓アートで、筆者は日本のアニメ、TVキャラクターがスイスにも広く浸透していることを悟ったのだ。しかも新旧ヒーロー勢揃いなのである。
まずは1品目から見ていただこう。こちらだ。
・・・読者諸君は何に見えたであろうか?これは筆者には昔懐かしい「ウルトラマン」にしか見えないのだ。彼は日本で怪獣と戦ったあと、ひっそりとスイスに降り立ったに違いないのである。しかもこんなに小さくなって。
余談ではあるが、筆者も幼少の頃は夕方のウルトラマンの再放送を齧り付いて見たものだ。こんなことを書くと年齢がバレバレであるが、1つ断っておくと、筆者はウルトラマンのデビューよりは若い。
次の2品目はこちらである。
・・・これは難しいであろう。実は筆者はこれを「オバケのQ太郎」と名付けたのだ。かなり無理があるのは分かっている。似ているのは唇だけかもしれない。しかし、である。筆者にはすっかり見かけなくなったオバQがやはりひっそりとスイスに移住してきたとしか思えないのだ。しかも彼はどうやらスイスの食事がお口には合わないらしい。こんなに痩せてしまった。
最後の3品目はこれである。
・・・これも難しいか?しかしこれはどう見ても現代のアニメヒーロー「アンパンマン」ではないか。彼も皆に頭部を齧られては、回復のためにスイスに来ているのである。
通としては装飾だけに誤魔化されるわけにはいかない。今回紹介した4品、実は微妙な違いがあるのに気付かれた方はあるであろうか?実は「ノーマル型」と「アンパンマン型」に較べ、「ウルトラマン型」と「オバQ型」は少しスリムなのである。理由は不明だが、こちらの消火栓は似てはいるものの微妙な違いが多々あるのだ。
・・・今回も熱く語ってしまった。このようなマニアックなコレクションに興味を持ってはいただけたのであろうか?読者諸君の忌憚ない御意見をお待ちしている。皆で熱く語ろうではないか。しかし、だ。いくら否定的な意見が多かろうが、コレクションを出し尽くすまではこのコーナーは続くのである。
・・・「いつから金曜恒例に?」と野暮なことを聞いてはいけない。先週からだ。
さて、前回は基礎編と題してスイス消火栓鑑賞の基礎を説いたが、今回は「キャラクター編」である。
まずは復習だ。再び「ノーマル型」からご覧いただきたい。
ただし、通としての鑑賞ポイントは奥が深い。これだってただのノーマル型ではない。
首の部分にぶら下げられたプレートの可愛らしさも見落とせないところであるが、もっとも重要なのは右手と左手の先端にある。よく見てみよ。実は左右の手の先のカバーの大きさが違うのだ。左手のカバーの方が大きいのである。通としてはこの左右のアンバランスから来るほのかな可愛さも見逃してはならない。
・・・い、いかん。いきなり通として熱く語ってしまった。本題に戻ろう。
さて、今回紹介する消火栓は3品である。いずれもチューリッヒの西方のハルヴィラー湖(Hallwilersee)に面するバインヴィル・アム・ゼー(Beinwil am See)で発見したものだ。この街、スイス消火栓アートの宝庫であった。消火栓ファンの諸君は訪れる価値のある街だ。
さて、ここの消火栓アートで、筆者は日本のアニメ、TVキャラクターがスイスにも広く浸透していることを悟ったのだ。しかも新旧ヒーロー勢揃いなのである。
まずは1品目から見ていただこう。こちらだ。
余談ではあるが、筆者も幼少の頃は夕方のウルトラマンの再放送を齧り付いて見たものだ。こんなことを書くと年齢がバレバレであるが、1つ断っておくと、筆者はウルトラマンのデビューよりは若い。
次の2品目はこちらである。
最後の3品目はこれである。
通としては装飾だけに誤魔化されるわけにはいかない。今回紹介した4品、実は微妙な違いがあるのに気付かれた方はあるであろうか?実は「ノーマル型」と「アンパンマン型」に較べ、「ウルトラマン型」と「オバQ型」は少しスリムなのである。理由は不明だが、こちらの消火栓は似てはいるものの微妙な違いが多々あるのだ。
・・・今回も熱く語ってしまった。このようなマニアックなコレクションに興味を持ってはいただけたのであろうか?読者諸君の忌憚ない御意見をお待ちしている。皆で熱く語ろうではないか。しかし、だ。いくら否定的な意見が多かろうが、コレクションを出し尽くすまではこのコーナーは続くのである。
by スイスの殿 |
by inspectormorse
| 2004-12-03 06:42
| スイス消火栓コレクション